差し止め食らったオーストラリア産エビ、「裏街道」利用して再び中國市場に大量流入

Record China    2021年6月6日(日) 21時(shí)40分

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2020年に輸入が停止させられたはずのオーストラリア産のロブスターが、中國市場に大量に流入している。香港を中継點(diǎn)としての「グレー貿(mào)易」が行われているもようという。

環(huán)球時(shí)報(bào)は5日、2020年に輸入が停止させられたはずのオーストラリア産のロブスターが、中國市場に大量に流入していると報(bào)じた。香港を中継點(diǎn)としての「グレー貿(mào)易」が行われているもようという。

記事はまず、「中國が昨年、価格にして數(shù)億オーストラリア?ドル(5億オーストラリア?ドルは約424億円)のロブスターの輸入が非公式ではあるが差し止められた際には、オーストラリア全土の漁民が『針のむしろ』に座らされた狀態(tài)になった」と紹介。オーストラリア産ロブスターの輸出の9割以上が中國向けだったという。

しかし、オーストラリア西部のロブスター業(yè)界団體が発表した統(tǒng)計(jì)によると、香港へのロブスターの輸出量は激増を続けている。20年10月には取るに足らないほど少なかった輸出量が、21年3月には300萬トン以上になったという。

オーストラリア?クイーンズランド大學(xué)で農(nóng)業(yè)や食品科學(xué)を研究するデボラ?スコット氏は、香港の消費(fèi)者による需要である可能性はほとんどなく、ロブスターの圧倒的大部分は、「非正式」な方法で中國大陸部に流れ込んでいるとの見方を示した。

スコット氏は、これまでもミャンマーを経由する非正式ルートなどを通じて、ワインやかんきつ類、牛肉、木材などの商品が世界最大の市場である中國大陸に流入したことがあると指摘。中豪関係の緊張が継続すれば、その他の商品もこの種のルートで中國に入っていく可能性が高まるという。

西オーストラリア大學(xué)付屬のパースUSアジアセンターで貿(mào)易問題を?qū)熼Tとするジェフリー?ウィルソン氏は、オーストラリアの生産者は貿(mào)易関連で過去1年間、中國政府のせいで大打撃を受けたと感じていると説明。しかし短期間で中國に代わる輸出先を確保することもできない。そのため、オーストラリアの輸出関係者にとっては、「灰色ルート」を利用して中國との関係を維持することが唯一の道という。ただしウィルソン氏によると、この種の方法は違法でないが批判の対象にもなり、政府が発見すればルートを閉鎖する可能性が高い。(翻訳?編集/如月隼人

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