雲(yún)南省で北へ向かって移動を続けるアジアゾウ15頭の群れに対する安全保護(hù)作業(yè)を行なう昆明市晉寧區(qū)の現(xiàn)場指揮部によると、6月4日17時現(xiàn)在、ゾウは南西に向かって6．6キロメートル移動したが、今なお同區(qū)雙河郷で活動している。人とゾウの安全に問題はないという。新華社が伝えた。

北京林業(yè)大學(xué)の謝屹教授によると、「雲(yún)南省の北へ移動するゾウの群れに対する緊急の予防措置と対応の過程では、一連の柔軟な措置を優(yōu)先的に採用し、ゾウへの関與とマイナスの影響をできる限り少なくした」という。

予防配置を著実に行なうため、現(xiàn)場指揮部はゾウの活動の軌跡を観察し、ゾウの狀態(tài)の変化に密接に注目し、移動のルートを事前に予想し、山の地形、道路や村落の分布を踏まえ、通り道にゾウのエサを置き、ゾウを西方向、南方向へと誘導(dǎo)するとともに、近隣の県、市、區(qū)と協(xié)力して事前に警告を発し、各村や各戸を訪れてアジアゾウに関する知識を伝え、人とゾウの安全を守るよう取り組んでいる。

同市は4日、緊急対策のための人員や警察630人を動員したほか、ダンプカーなどの作業(yè)車両103臺、各種緊急車両40臺、ドローン14機(jī)を投入し、4カ所を車両通行止めにし、車両のべ約530臺にUターンするよう警告し、135世帯の464人を避難させ、ゾウのエサ15．5トンを準(zhǔn)備し、うち2トンを與えた。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）