2021年6月6日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、新型コロナウイルス感染拡大初期に中國(guó)製マスクの単価が高値でドイツ政府に販売されていた問(wèn)題について、業(yè)者と政界との癒著に対する非難が噴出していると報(bào)じた。

記事は、歐州で新型コロナの感染拡大が始まった昨年春ごろ、スイス企業(yè)Emixが中國(guó)とのパイプを活かし、當(dāng)時(shí)歐州で不足していたマスクなどの防護(hù)用品を大量調(diào)達(dá)したと紹介。ドイツ衛(wèi)生省も當(dāng)時(shí)、同社から外科用マスクや使い捨て手袋などを単価5．58ユーロ（約740円）で購(gòu)入し、ノルトライン?ヴェストファーレン州ではマスク52萬(wàn)7000枚を9．9ユーロ（約1300円）という高額な単価で購(gòu)入したと伝えた。當(dāng)時(shí)、他企業(yè)によるドイツ政府への販売価格は3?4ユーロ（約400?530円）程度だったという。

そして、ドイツ政府との取り引きによりEmixがおよそ2億ユーロ（約270億円）の収入を獲得、當(dāng)初は危機(jī)的な狀況から騒がれなかったものの、今年2月にEmixの青年経営者がフェラーリで姿を見(jiàn)せるようになると風(fēng)向きが一気に変わり、デア?シュピーゲルや南ドイツ新聞などドイツメディアが続々とバッシングを開(kāi)始したとしている。

一方で、スイスメディアからは、Emixが2018年ごろから頻繁に中國(guó)を訪(fǎng)れてパイプづくりを進(jìn)め、新型コロナの感染で商機(jī)を見(jiàn)出したこと、「納期をきちんと守り、問(wèn)題のある製品はしっかり交換に応じていた」ことを評(píng)価する報(bào)道も見(jiàn)られたと紹介した。

さらに、ドイツ國(guó)內(nèi)の怒りはEmix以上に、Emixとの取り引きに関わった「中間業(yè)者」に向けられていると指摘。ドイツ衛(wèi)生省にEmixの仲介をしていたのは著名な政治家の娘で、Emixから3000?5000萬(wàn)ユーロ（約40?67億円）の仲介費(fèi)をもらっていたほか、歐州議會(huì)議員の斡旋があったとの報(bào)道が流れ、野黨のドイツ社會(huì)民主黨も業(yè)者と與黨?キリスト教民主同盟との癒著を指摘したと伝えている。（翻訳?編集/川尻）