英國の大學(xué)評価機関QS（Quacquarelli Symonds）が9日未明に発表した2021年の「世界大學(xué)ランキング」で、韓國の大學(xué)39校のうち23校（59％）の順位が昨年よりも下がったことが分かった。6月9日、韓國?朝鮮日報が報じた。

今回のランキングには全世界の大學(xué)6415校が參加し、1300位までの順位を発表。研究?教育?卒業(yè)生?國際化の4分野について、學(xué)術(shù)査読（40％）、論文被引用數(shù)（20％）、教員?學(xué)生比率（20％）、雇用者による評判（10％）、外國人教員比率（5％）、留學(xué)生比率（5％）の6指標(biāo)により評価されている。

今回100位以內(nèi)に入った韓國の大學(xué)は、ソウル大學(xué)（36位）、KAIST（41位）、高麗大學(xué)（74位）、延世大學(xué)（79位）、浦項工科大學(xué)（81位）、成均館大學(xué)（97位）の6校。ソウル大學(xué)は昨年よりも1ランク上昇し、延世大學(xué)も6ランク上昇して歴代最高順位を記録したが、他の4大學(xué)は昨年よりも2～9ランク順位を落とした。100位以下にランクインした韓國の大學(xué)33校についても、18校が後退したという。

韓國の大學(xué)の平均スコアを指標(biāo)別に見ると、「教員?學(xué)生比率」以外はすべて國際平均値を下回っているとのこと。特に最も配點の高い「學(xué)術(shù)査読」については國際平均44．12點に対し40．31點で、大學(xué)の研究成果を測る指標(biāo)である「論文被引用數(shù)」も國際平均37．99點に対し35．58點と低下が目立った。

記事は「世界大學(xué)ランキングは、海外の優(yōu)秀な教員や學(xué)生を誘致し、國際共同研究を進める上で重要な參考基準されているため、韓國の専門家は研究能力の低下が他の指標(biāo)にも影響を及ぼし順位の低下が加速することを懸念している」と報道。延世大學(xué)のキム?ウテク副総長も「雇用者による評判などの指標(biāo)に注力して順位を上げるには限界がある。結(jié)局は研究能力が大學(xué)の競爭力を左右する」と語っている。

2003年の開始以來、「世界大學(xué)ランキング」は今回で18年目を迎えるが、韓國の大學(xué)はいまだ上位30位にランクインしたことはなく、過去の最高順位は14年にソウル大學(xué)が記録した31位だという。これに対しシンガポールはシンガポール國立大（11位）と南洋工科大學(xué)（12位）がトップ10の目前にまで迫り、中國は清華大學(xué)（17位）と北京大學(xué)（18位）が、日本は東京大學(xué)（23位）が30位以內(nèi)に入っている。KAISTのキム?ボウォン副総長は「超一流大學(xué)が國家の競爭力の尺度として評価される時代に、20年の國內(nèi)総生産（GDP）で世界9位を記録した韓國が30位以內(nèi)の大學(xué)を保有できないのは問題」とし、「早急に競爭力を引き上げる対策が必要」と語っている。

この記事を見た韓國のネットユーザーからは、「こんなものには意味がない。高卒?中卒でも親がビルのオーナーならソウル大學(xué)の卒業(yè)証書だって捨てる」「英國が付けてるランキングだから米國や英國の大學(xué)ばかりだ。ドイツやイタリアはどこに？」「ソウルの大學(xué)に行かせようと教育費をつぎ込んでも無駄ということか。それでもシンガポールや中國の大學(xué)より大幅に順位が低いんだから」など、反発や落膽の聲が寄せられている。

一方では「醫(yī)學(xué)部のある大學(xué)はやはり多少ランクが高いみたいだ」「今やソウル、高麗、延世、成均館、漢陽、慶熙、どれも大差はないんだね。世界に大學(xué)がいくつあるかを考えれば、多少悔しいけどこのレベルなら十分にすごい」など、肯定的なコメントも見られた。（翻訳?編集/丸山）