日本が臺(tái)灣にアストラゼネカ（AZ）製の新型コロナワクチンを無償提供し、臺(tái)灣で感謝の聲が上がる中、臺(tái)灣人デザイナーが日本に感謝を表した作品が感動(dòng)を呼んでいる。

今月4日、日本から臺(tái)灣へAZ製ワクチン124萬回分が送られ話題になったが、5月下旬に日本がワクチンの無償提供を申し出たことを受け、臺(tái)灣人デザイナーの林國慶（リン?グオチン）さんはアンビグラムで日本に感謝を表す作品を制作。自身のフェイスブックアカウントで公開した。

アンビグラムとは、作品を回転させるなどして視點(diǎn)を変えることで別のものが現(xiàn)れるというアート技法。林さんの作品は葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」をモチーフにしたもので、そのまま見ると漢字で「臺(tái)灣」と読めるが、左に90度回転させると英語の“Japan”の文字が浮かび上がる。

林さんはこの作品と共に、「日本のAZワクチン提供に感謝」「友情日臺(tái)」「JAPAN×臺(tái)灣」などとコメントを投稿。臺(tái)灣のネットユーザーからは「素晴らしい」「すごすぎる」「日本を愛し、日本に感謝しています」「私たちの日本への心からの感謝を表す創(chuàng)作をありがとう」などのコメントが寄せられている。

臺(tái)灣メディアのNewtalkは8日、「日本と臺(tái)灣が一體に！」と題する記事で紹介し、「日本の象徴である富士山や日の丸が描かれ、『波が渦巻き、臺(tái)灣に何かがあれば、日本は臺(tái)灣を助けてくれる』との意味が込められているようだ」と報(bào)じた。

葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」をめぐっては、中國のイラストレーターが先日、日本の福島第一原発の汚染処理水放出を皮肉る風(fēng)刺畫のモチーフとして使用し、外交部報(bào)道官もツイッターで紹介するなど波紋を広げていた。

なお、林さんはこのほかにも、“Taiwan thank”という英語で漢字の「感謝」を表現(xiàn)し、日本への感謝を表す作品などを制作している。（翻訳?編集/北田）