2021年6月9日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は「抗日神ドラマに登場(chǎng)する、時(shí)空を越えてしまった武器」を紹介する記事を掲載した。中國(guó)の抗日ドラマはめちゃくちゃな設(shè)定や時(shí)代考証が問題視されており、そのあまりの荒唐無稽さから「神ドラマ」などとやゆされる。

記事はまず、チェコスロバキア製のブルーのZB26軽機(jī)関銃を紹介。1926年に生産が始まり、34年に國(guó)民政府が導(dǎo)入して各地の兵器工場(chǎng)で模造が盛んに行われ、抗日戦爭(zhēng)期間中に中國(guó)の各軍隊(duì)に大量配備されたと伝える一方で、30年代より前の時(shí)代設(shè)定のドラマでこの武器が出現(xiàn)するものはみんな「うそ」になると説明した。

次に、英國(guó)で40年に開発されたステンガンに言及。ナチス?ドイツによる本土上陸の危機(jī)が迫る一方で兵器が不足するという厳しい狀況の中で開発された緊急対応的武器であり、その作りは簡(jiǎn)単で粗雑でさえ合ったとした。そして、この銃に初めて觸れた中國(guó)軍は42?45年のビルマ、インドへの遠(yuǎn)征軍だったと伝え、紅軍の時(shí)期や抗日戦爭(zhēng)初期を扱ったドラマには「出てきてはいけない存在」なのだとしている。

さらに、第2時(shí)大戦中の42年に設(shè)計(jì)開発されたM3サブマシンガンも、當(dāng)時(shí)の中國(guó)軍に供與されて広く用いられたものの、41年以前の戦闘シーンで出現(xiàn)することはあり得ないと伝えた。

そして最後に「最も容認(rèn)できないオフサイド」として、狙撃銃の存在を挙げた。中國(guó)では長(zhǎng)きにわたり専用の狙撃銃が裝備されず、最も早く裝備されたのはベトナム人から取得したドラグノフ狙撃銃を模倣した79式狙撃銃だったと指摘。ドラグノフは60年代にソ連で開発された武器であり、中華人民共和國(guó)建國(guó)の49年以前を部隊(duì)としたドラマにおいて中國(guó)軍が狙撃銃を構(gòu)えるようなシーンがあるドラマを見たら「チャンネルを変えるのがベスト。何ならテレビを破壊してもいい」とした。（翻訳?編集/川尻）