G7によるワクチン10億回分提供、慈善団體「焼け石に水」―中國メディア

Record China    2021年6月13日(日) 7時20分

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11日、環(huán)球網(wǎng)は、G7の首脳が世界に向け新型コロナワクチン10億回分を提供する姿勢を示したことについて、慈善団體から「焼け石に水だ」との批判が出ていると報じた。資料寫真。

2021年6月11日、環(huán)球網(wǎng)は、主要7カ國(G7)の首脳が世界に向け新型コロナワクチン10億回分を提供する姿勢を示したことについて、慈善団體から「焼け石に水だ」との批判が出ていると報じた。

記事は、英コーンウォールで11日に始まったG7サミットのホストを務(wù)める英ジョンソン首相が10日、G7首脳が世界に向けて10億本を超える新型コロナワクチンを提供し、感染を22年末までに終わらせると発表したことを紹介。そのうち米國が5億回分、英國が1億回分を提供する予定で、英國は今後數(shù)週間のうちに500萬回分を調(diào)達し、來年には1億回分の目標にと到達させることを明らかにしたと伝えている。

また、米バイデン大統(tǒng)領(lǐng)が10日に5億回分のワクチンを92の低所得國に提供すると発表した際に「米國は世界のワクチン庫になる」と述べたことを紹介した。

その上で、英オックスフォードに本部を置く貧困支援団體オックスファムが「世界にはCOVAX(途上國などにワクチンを分配する國際的な枠組み)を通じてのワクチンを必要としている人がおよそ40億人いるが、現(xiàn)時點でたった8100萬回分しか支給されていない」とのコメントを発表したほか、その他の慈善団體からも「G7による支援は焼け石に水であり、これではコロナとの戦いに勝てない。現(xiàn)在の接種率を考えれば、低所得國がG7の接種水準に追いつくには57年もかかる」など、支援の少なさを批判する意見が出たことを伝えている。

さらに「低所得國ではワクチン接種逃れが発生し、さらなるウイルス変異を引き起こす可能性がある。ワクチン管理においても、バックアップ支援が必要だ」とし、単にワクチンを提供するだけでなく、接種の體制づくりやワクチン管理といった面における主要國の支援も必要だとの見方も慈善団體から寄せられたことを、英ロイターの報道として紹介した。(翻訳?編集/川尻

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