韓國政府の立場に反するから?「日本の原発処理水の影響は微々たるもの」と主張した韓國の研究員に懲戒処分

Record China    2021年6月16日(水) 20時0分

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16日、韓國?朝鮮日報によると、韓國原子力研究院が「福島第一原発の処理水が韓國に及ぼす影響は微々たるものだ」とする報告書を作成した博士研究員に「警告」処分を下したことが物議を醸している。資料寫真。

2021年6月16日、韓國?朝鮮日報によると、韓國原子力研究院が「福島第一原発の処理水が韓國に及ぼす影響は微々たるものだ」とする報告書を作成した博士研究員に「警告」処分を下したことが物議を醸している。

記事によると、韓國原子力學(xué)會は今年4月、原子力研究院のファン研究員が昨年8月に作成した「福島原発の汚染処理水処分による韓國國民への放射線影響」と題する報告書を公開した。報告書は韓國への影響について「微々たるもの」と結(jié)論付けており、「日本の情報公開不足により処理水の海洋放出のリスクは予測すらできない」とする韓國政府の立場とは異なる內(nèi)容だったという。

これに対し原子力研究院は今年5月、「部署長の承認(rèn)なく報告書を作成した」「政府が発表した報道資料と相反する內(nèi)容であるのに報告書が學(xué)會を通じて公開された」などの理由でファン研究員を懲戒委員會の審査に付した。懲戒委員會は今月7日にファン研究員に「譴責(zé)」処分を下したが、ファン研究員は長官表彰者であるため「警告」処分に減軽されたという。

しかし學(xué)界では、今回の懲戒について「非常に異例のこと」と批判の聲が上がっている。原子力學(xué)會も「今回の懲戒は、政府の立場に反する報告書を作成したことによるものであり、學(xué)術(shù)活動の自律性を深刻に侵害する」として、14日から會員約5000人に対しファン研究員への警告処分に抗議するための署名を募っている。原子力研究院労働組合も「報告書の內(nèi)容が政府の立場と一致していたら懲戒処分は出なかった」と批判しているという。

一方、原子力研究院は「放射能を問題ないとする資料の発表により社會的混亂が起きると予想できる狀況で、部署長の承認(rèn)なく流出させたことは違反行為にあたる」と説明したという。

これを見た韓國のネットユーザーからも「政府の気に入らなかったら科學(xué)的な研究結(jié)果も葬ってしまうということ?」「科學(xué)的事実の上に政治的判斷がある」「気を付けよう。政府を厳しく批判したらこのアカウントも削除されるかもよ」など懸念を示す聲が上がっている。

一方で「學(xué)術(shù)の自律性より國民の命の方が大事」「大丈夫と言うなら、福島の海水を飲んでみてほしい」「ファン研究員は日本からお小遣いをもらったのだろう」「実際に被害が生じても責(zé)任を取らないくせに。研究員はもっと慎重に発言するべきだ」などファン研究員の報告書に批判的な聲も多數(shù)寄せられている。(翻訳?編集/堂本

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