2021年6月16日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、中國(guó)広東省の臺(tái)山原発で燃料棒の破損による放射性物質(zhì)濃度の上昇が発生したことを中國(guó)政府が認(rèn)めたと報(bào)じた。

記事は、中國(guó)生態(tài)環(huán)境部が16日にSNSアカウントを通じて國(guó)家原子力安全局による聲明を発表し、「臺(tái)山原発1號(hào)機(jī)ユニットで、原子爐內(nèi)の冷卻材の『比放射』（単位體積または質(zhì)量に含まれる放射能の強(qiáng)さ）が上昇した」ことを認(rèn)めたと紹介。また、原因について主に燃料棒の破損が関係しているとする一方で「燃料棒の製造、輸送、取り付けなどの工程には制御不可能な要素があり、原発ユニットでは少量の燃料棒が破損する狀況は避けられない、一般的な現(xiàn)象である。世界の原発でも燃料棒破損後も引き続き運(yùn)転を行った事例が多くある」と説明したことを伝えた。

また、聲明が同1號(hào)機(jī)の原子爐にある燃料棒6萬(wàn)本余りのうち今回破損したのは5本程度と推計(jì)され、設(shè)計(jì)で仮定された最大破損比率の0．25％を下回る0．01％未満であることを伝えるとともに、周辺地域の環(huán)境モニタリングでは放射性レベルに異常は見(jiàn)られないとし、いかなる放射性物質(zhì)も外部に漏れ出していないと強(qiáng)調(diào)したことを紹介している。

同原発を巡っては、CNNなど複數(shù)の米國(guó)メディアが14日、「同原発の建設(shè)、運(yùn)営で協(xié)力するフランス企業(yè)から米エネルギー省に対し、同原発で直ちに放射性物質(zhì)が漏れ出す脅威が発生する可能性があるとの報(bào)告が出され、技術(shù)支援が求められた」と報(bào)じ、関心が高まっていた。（翻訳?編集/川尻）