人民網(wǎng)日本語版 2021年6月19日(土) 8時30分
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地球の歴史上、生存が確認されている最大の陸上哺乳類としてのパラケラテリウムは、アジアで最も早く発見された。中國科學院古脊椎動物?古人類研究所のトウ濤研究員が率いる中國?米國共同チームは、青蔵高原(チベット高原)の北東に位置する甘粛省臨夏盆地の漸新世後期の2650萬年前の地層から見つかった、長さ1メートル超で下顎骨と環(huán)椎のついた完全な保存狀態(tài)の頭骨化石の研究を終えた。同化石がパラケラテリウムの新種であることを発見し、「臨夏パラケラテリウム」と名付けた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
【その他の寫真】
臨夏パラケラテリウムへのさらなる研究により、パラケラテリウムが絶滅前に當時標高が高くなかったチベット高原を橫斷し、南アジアなどに移動?拡散したことが分かった。中國?米國共同チームによるこのパラケラテリウムの研究の重大発見及び科學研究の進展に関する論文は、北京時間の17日夜にシュプリンガー?ネイチャー傘下の國際學術(shù)誌「Communications Biology」にオンライン掲載された。
トウ氏の説明によると、パラケラテリウムの體重は24トンにも及び、最も大きなアフリカゾウ4頭分に相當する。パラケラテリウムは腳が長く、立ち上がると肩までの高さが5メートルになり、頭を高さ7メートルまで伸ばすことができる。パラケラテリウムの體型は疎林での生活に適しており、キリンのように樹冠の葉を食べる。臨夏パラケラテリウムが生活していた2650萬年前の地層に含まれる動物群によると、中國西北地域には當時、広く開けた疎林地帯があった。
トウ氏は「化石の研究により、臨夏パラケラテリウムがパラケラテリウム屬のその他の種よりも進歩しており、體がより大きいことが分かった。鼻切痕がより深いことは発達した柔らかい鼻を持っていたことを示している。より高い後頭顆は、長い首の上のより大きな頭骨の力強い支えがあったことを示している」と指摘した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF)
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