2021年6月18日、観察者網(wǎng)は、米陸軍參謀本部議長のマーク?ミリー氏が、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で中國に臺灣の武力で攻め落とす能力はないとの見方を示したとする、米メディアの報(bào)道を伝えた。

記事は、米政治紙ザ?ヒルの17日付報(bào)道として、ミリー氏が上院予算委員會の聴聞會にて「中國は臺灣問題を重要な國益とみなしているが、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で（臺灣を武力攻撃する）軍事的な意図や動機(jī)はほとんどない。軍事行動をとる理由がないことを彼らは知っている。それゆえ、當(dāng)面の間は（武力攻撃が）発生する可能性はとても低い」と述べたと伝えた。

また、中國による臺灣武力攻撃が當(dāng)面ないとする根拠についてミリー氏が「臺灣を武力で手に入れるためには、中國本土はさらに実際の軍事能力を発展させる必要がある。そのためにはまだ一定程度の道程がある」「人民解放軍による臺灣侵攻は決して簡単なことではない。臺灣海峽を橫斷しなければならないが、そこには相當(dāng)な兵力が配備されている。臺灣のような大きさの島を奪取するのは極めて複雑で困難なミッションだ」と語ったことを紹介している。

その上で、ミリー氏が11日にも上院の聴聞會で「米國は臺灣を防衛(wèi)する能力を持っている」と語り、中國をけん制したことを紹介。この半年で米國では複數(shù)の軍事関係者や政治家が臺灣問題でまくし立てているとし、3月にはデービッドソン?インド太平洋軍司令官が「中國は大々的に軍備を発展させており、この10年、いや6年で臺灣の制圧を試みる可能性がある」と発言し、17日の上院外交委員會でもジョナサン?フリッツ國務(wù)省東アジア?太平洋局次官補(bǔ)代理が「わが國は臺灣を助け、臺灣に引き続き防衛(wèi)面での投資をさせることで、中國による統(tǒng)一のコストを高め、統(tǒng)一のプロセスを阻止しなければならない」と語ったことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）