最新の韓國(guó)ドラマ「ホンチョンギ（紅天機(jī)）」からこのほど公開(kāi)された予告編について、中國(guó)のネットユーザーからは、中國(guó)の「仙俠劇」そのものだと批判の聲が上がっている。

女優(yōu)キム?ユジョン、俳優(yōu)アン?ヒョソプが主演の「ホンチョンギ」は、女性畫(huà)師と天象を読む観象師が主人公で、ファンタジー要素を加えた時(shí)代劇ドラマ。このほど予告編が公開(kāi)されたが、その衣裝や小道具、さらにはCGに至るまで、最近は中華圏を超えてアジアでも人気の「仙俠劇」にそっくりだったことから、中國(guó)のネット上では批判の聲が上がっている。

中國(guó)ドラマの人気ジャンルの一つ、「仙俠劇」とは仙術(shù)が見(jiàn)られる作品で、仙力を持つ道士や神仙が登場(chǎng)したり、修行で內(nèi)なるパワー“內(nèi)力”を蓄えたヒーローが活躍するなど、獨(dú)特の神秘的な魅力も加わったファンタジー時(shí)代劇。中國(guó)古來(lái)からの道教の思想や哲學(xué)も、作品に色濃く反映されている。

「ホンチョンギ」については、中國(guó)の唐朝や明朝の裝束にやや手を加えてアレンジしたような衣裝が多く見(jiàn)られ、北宋を舞臺(tái)にした中國(guó)時(shí)代劇ドラマ「清平楽」や、ファンタジー時(shí)代劇「瑠璃」にそっくりだとの聲が。また、主演のキム?ユジョンがSNSで公開(kāi)した扇子は水墨畫(huà)で描かれ、韓國(guó)の伝統(tǒng)の品と大きく異なることも目を引き、CGシーンの一部が「夢(mèng)幻の桃花～三生三世枕上書(shū)～」に激似だと指摘する聲もある。

さらに中國(guó)のネットユーザーを怒らせているのが、「仙俠劇」はじめファンタジー作品によく見(jiàn)られる、「法器」「仙器」「神器」などと呼ばれる仙人のアイテムが「ホンチョンギ」にも登場(chǎng)していることで、「中國(guó)ドラマにしか見(jiàn)えない」「中國(guó)ドラマに似て非なるもの」と反発するコメントが多く見(jiàn)られる。

なお、「ホンチョンギ」の以前には同じく韓國(guó)ドラマ「月が浮かぶ川」も、中國(guó)ドラマ「楚喬伝（そきょうでん）～いばらに咲く花～」などを連想させると批判を浴びたばかり。アジアで注目の人気ジャンルとなった「仙俠劇」だが、類似作品が続くことで、「また韓國(guó)発祥と言い出すのではないか？」と危懼するネットユーザーの聲も多い。（Mathilda）