2021年6月18日、中國の動畫アプリ?梨視頻の微博アカウントは、貴州省に世にも珍しい「Uターンできる高速道路」が出現(xiàn)したと報(bào)じた。

同アカウントは、同省紫雲(yún)県を通る紫望高速道路の火花大橋にU字型の転回用ランプウェイが設(shè)置され、ランプウェイを通ることにより反対方向の車線に移動することができ、來た道を「逆走」することができると伝えた。

しかしこのランプウェイは一方向にしか設(shè)置されておらず、反対方向から來た場合にはUターンすることができないという。この道路の建設(shè)プロジェクト責(zé)任者によれば、山肌に沿って走る高速道路は片側(cè)が山壁になっていて、山壁側(cè)に出口と料金所を設(shè)置するには多額のコストが必要になることから、出口を片側(cè)だけ設(shè)置し、山壁側(cè)を走る車を同じ出口に誘導(dǎo)するために設(shè)けられたものとのこと。山側(cè)から走ってきた車は、ランプウェイを通って一旦反対車線をしばらく走行した上で出口に向かうことになるのだ。

経済性や建設(shè)リスクを考慮した上で登場したランプウェイだが、結(jié)果的に「前の出口で高速道路を下り損ねたドライバーもUターンできる」構(gòu)造になったようである。

この件について、中國のネットユーザーは「方向音癡やうっかり者に優(yōu)しい道路で、素晴らしい」「使う人のことを考えた設(shè)計(jì)だ」「なんか不思議ななと思って見てたのだが、片側(cè)からしかUターンできないようになっていることにようやく気づいた」「高速道路のあるべき姿だ」といった感想を殘している。

一方で「本當(dāng)は間違っていなかったのに、間違えてランプに乗っちゃって逆走してしまう人も出そう」「方向音癡をナメてはいけない。こんな優(yōu)しい設(shè)計(jì)になっていても間違えるのが真の方向音癡」との意見もあった。また「高速道路でUターンできないと言っているが、地方に行くと普通にUターンして何キロも走っているのを見かけるぞ」とするユーザーもおり、これには「それはUターンじゃなくて、本當(dāng)の逆走だ」とのツッコミも見られた。（翻訳?編集/川尻）