日本はなぜ一切の代償をいとわず五輪を開催しようとするのか―華字メディア

Record China    2021年6月25日(金) 12時0分

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23日、日本華僑報網は「なぜ日本は一切の代償を惜しまず五輪を開催しようとしているのか」とする評論記事を掲載した。

2021年6月23日、日本の華字メディア?日本華僑報網は「なぜ日本は一切の代償を惜しまず五輪を開催しようとしているのか」とする評論記事を掲載した。以下はその概要。

新型コロナの感染が続く中、日本政府の強い意志のもとで東京五輪?パラリンピックに向けた準備が進み、國際オリンピック委員會(IOC)も再三にわたり東京五輪を中止しない姿勢を表明してきた。しかし、日本の世論にはなおも安心安全な大會開催に対する疑念があふれている。それでも日本政府が大會開催に執(zhí)著するのは、日本にとって3つの大きな政治的な意味を持つからだ。

まず、大會を利用して日本國內の政治改革を進めたい思惑がある。日本の歴代政権はこの30年、バブル崩壊以來の経済低迷から脫卻すべくさまざまな改革プランを打ち出してきたものの、その大部分は既得権益層に阻まれて失敗に終わってきた。そして新型コロナの感染終息が見えず、多くの産業(yè)が大きなダメージを受けている。日本政府は、1964年の東京五輪で日本が高度経済成長の波に乗ったように、今回の大會に現狀を打開するいちるの望みを託している。

次に、大會を利用して大國としての日本を世界にアピールしたい狙いがある。安倍晉三前首相は日本を「正常な國家」とし、「力強い日本を取り戻す」ことを施政の目標として掲げてきた。新型コロナに打ちひしがれている厳しい狀況の中、大會開催を実現することにより大國としての地位、役割を際立たせたいのだ。

さらに、與黨?自民黨は大會開催によって秋の総選挙での勝利を確実なものにしたいと考えている。日本は最大限の努力を払い、感染を抑え込んだ狀況で大會の成功を保証しなければならないが、これに成功すれば秋の総選挙を控える自民黨政権にとっては大きな追い風になる。今、菅內閣の支持率は最低水準にあり、五輪?パラリンピックの成功は間違いなく菅首相の再任可否に大きな影響を與えることになる。

このように、大會の開催は日本の政治にとって重大な意味を持っている。しかし、不確定的な感染狀況の中で日本が予定通り大會を開催できるかどうかは、最後の瞬間になるまで誰一人として斷言できないかもしれない。(翻訳?編集/川尻

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