中國メディアの環(huán)球網(wǎng)は27日付の記事で、「韓國メディアが東京五輪選手村で福島県産の食材が提供されることを暴露したところ、韓國のネットユーザーから反発の聲が上がった」と報じた。

記事によると、韓國?聯(lián)合ニュースは同日、東京五輪?パラリンピック大會組織委員會に問い合わせた結果として「選手村にあるカジュアルダイニングというレストランの食材が47都道府県の食材を使用することが分かった。具體的にどの地域からどの食材を調(diào)達するかについては現(xiàn)時點で回答は得られなかったが、47都道府県ということで福島県産の食べ物も提供されることを意味する」と報じた。

聯(lián)合ニュースはまた、「食材の提供元は特定されていないものの、福島県は東京五輪?パラリンピックを地元の食をPRするチャンスととらえて準備を進めているようだ」とし、擔當者に話を聞いたところ、食材のリストにはモモ、トマト、キュウリ、米、豚肉、鶏肉などが記載されているほか、ヒラメやニジマス、ハマグリなどを提供する意向を示していると説明?！父鲊违ⅴ攻戛`トに食べてもらい、福島の食の安全に対する懸念を払拭（ふっしょく）し、魅力的な食べ物をさらにアピールする機會ととらえている」とも伝えた。

その上で、「福島第一原発の事故で漏れ出た放射性物質(zhì)が食品や人體に與える影響をめぐって韓國と日本は長らく対立している」と言及。韓國政府が2013年9月から福島県など8県からの水産物の輸入を禁止していることを伝えた。

この報道に対し、韓國のネットユーザーからは「東京五輪には參加すべきでない」「東京五輪に參加したら新型コロナと放射線のダブルパンチ。安全のためにボイコットした方がいい」「コロナと放射線で接待とは日本らしい」「選手は命の危険を冒して參加することになる」「日本はどうかしている」など、辛辣（しんらつ）な批判の聲が上がったことを記事は伝えている。

なお、環(huán)球網(wǎng)の記事も「福島第一原発の事故は、世界で最も深刻な原発事故の一つであり、事故により大量の放射性物質(zhì)が漏れ出し、海洋環(huán)境、食品安全、人類の健康にすでに深い影響を及ぼしている」と主張。「福島県などの農(nóng)産物の輸入を規(guī)制しているのは世界で54カ國?地域に上り、一部緩和されたものの、中國本土や香港、マカオ、臺灣、韓國、米國などは依然として同地域の農(nóng)産物の輸入を受け入れていない」と報じている。（翻訳?編集/北田）