韓國政府が新型コロナワクチン接種用の「最小殘余型（LDS）注射器」を購入した際、文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)が訪問した企業(yè)の製品を他社よりも8倍以上高い価格で購入していたことが分かった。6月30日、韓國?中央日?qǐng)?bào)が報(bào)じた。

記事によると、韓國政府が上半期に契約を結(jié)んだLDS注射器のメーカーは5社あった。公開入札は行わず任意で選ばれた企業(yè)であり、合計(jì)5000萬本の購入で支払った金額は約88億7000萬ウォン（約8億7000萬円）だったという。

韓國?疾病管理庁はまず、1月末にトゥウォンメディテックと新亜洋行との契約を完了。トゥウォンメディテックからは2750萬本を約27億ウォン（約2億6000萬円）で、新亜洋行からは1250萬本約11億ウォン（約1億1000萬円）で購入した。1本當(dāng)たりの単価はトゥウォンメディテックが約98ウォン（約9．6円）、新亜洋行が約88ウォン（約8．6円）の計(jì)算になる。

しかし5月にプンリムファーマテックと結(jié)んだ契約では、652萬4600本の金額が47億3600萬ウォン（約4億6000萬円）だった。1本當(dāng)たりの単価は726ウォン（約71円）で、88ウォンの新亜洋行と比較すると8倍以上高い。その後別の2社とも追加契約を結(jié)んだが、その際の単価は約98ウォンであったという。プンリムファーマテックは文大統(tǒng)領(lǐng)が2月に群山の工場を訪問したことで知られているため、記事は「『綿密に検討せず、文大統(tǒng)領(lǐng)が訪問したという理由だけで購入を進(jìn)めたのではないか』という疑惑が提起されている」と報(bào)じている。

これに対し疾病管理庁は「當(dāng)時(shí)はプンリムファーマテック以外にLDS注射器を調(diào)達(dá)できるメーカーがなかった」と反論。「5月は接種対象が拡大して注射器の需要が高まったが、1月に契約したトゥウォンメディテックの製品から異物が発見され、3カ月ほど生産が中止されていたため、在庫のある企業(yè)が限られていた」と説明した。また8倍以上高い価格についても、「殘ったワクチンを捨てず、LDS注射器を使用してもう1人に接種すれば、ワクチン費(fèi)用が2萬5000ウォン（約2444円）ほど節(jié)約になる」とし、「注射器1本の単価が720ウォンとしても、はるかに経済的」と強(qiáng)調(diào)しているという。

この記事を見た韓國のネットユーザーからは、「ワクチン代が2萬5000ウォン節(jié)約になるのなら合理的な判斷と言えるでしょ」「他のメーカーより安全で機(jī)能性も高いなら買って當(dāng)然では？」「高価なものでもあるまいし、むしろこういう中小企業(yè)にはもっと払ってもいい」「少し前はマスクも今より10倍以上高い値段で売ってたよ」「海外にも高く売らなければならないから仕方ない」など、政府を擁護(hù)する聲が多く寄せられている。

一方では「公開入札して購入すべき。特定の業(yè)者からのみ高く買うのはまずいでしょ」など、反発するコメントも見られた。（翻訳?編集/丸山）