ドーピング規(guī)定違反で4年3カ月の出場(chǎng)停止処分を受けたことにより、今夏の東京五輪に出場(chǎng)できなくなった中國(guó)競(jìng)泳の孫楊（スン?ヤン）について、複數(shù)の中國(guó)メディアが「減刑のチャンスをふいにした」と報(bào)じた。

スポーツ仲裁裁判所（CAS）は7月1日に公式サイトで今回の裁定書の全文を公開(kāi)した。裁定書には、今年5月31日に孫楊側(cè)から「東京五輪の出場(chǎng)申請(qǐng)に間に合うように最終的な判斷を6月23日までに公表してほしい」との申し入れがあったことが記されている。なお、出場(chǎng)停止処分の裁定は6月22日に下された。

CASは2018年9月のドーピング検査での孫の行為が「粗暴」であったため、ドーピング検査を正常に完了することができず、國(guó)際水泳連盟のアンチドーピング規(guī)定に違反する行為に該當(dāng)し、4年間の出場(chǎng)停止が相當(dāng)と判斷した。報(bào)道によると、孫楊のドーピング違反について「故意ではなかったこと」が証明できれば2年に減刑される可能性があった。しかし、孫楊はこれを証明しようとはせず、検査スタッフによる血液サンプル採(cǎi)集の過(guò)程に問(wèn)題があったと主張し続けたという。

このため、最終的にCASは「自身の行為による結(jié)果が重大な事態(tài)になる可能性があることを知っていた」として、孫楊の行為が「故意」の要件を満たすと判斷。孫楊は14年にドーピング違反で3カ月の出場(chǎng)停止が科されており2度目の違反となることから3カ月が上乗せされ、4年3カ月となったという。

今回の裁定により、孫楊は東京五輪および22年9月の杭州アジア大會(huì)に出場(chǎng)できなくなったが、仮に2年減刑されていた場(chǎng)合、出場(chǎng)停止期間は20年2月28日から起算されるため、杭州アジア大會(huì)には出場(chǎng)できたことになる。（翻訳?編集/北田）