2021年7月5日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、東京五輪のメダルセレモニーで中國代表団が著用するユニフォームについて、中國のネット上で「ウルトラマンみたいだ」との不評の聲が出ていると報(bào)じた。

記事は、東京五輪のメダルセレモニーで中國選手が著用するユニフォームが6月25日に発表されたと紹介。ユニフォームは中國のスポーツ用品企業(yè)?安踏集團(tuán)が香港のアートディレクター?葉錦添（ティミー?イップ）氏にデザインを委託して制作したもので、赤と白の2色を主體とし、漢字の「中」のコンセプトを取り入れた「オリエンタルで高貴な気風(fēng)が漂う」デザインであると説明した。

そして「総じて現(xiàn)代的な息遣いを感じさせるデザイン」と表する一方で、「デザインや色がシンプルなのはさておき、何かが足りないと感じさせる」と指摘。多くのネットユーザーからも「中國的な要素に欠けている」との聲が相次いだと伝えている。

その上で、ネットユーザーから寄せられた不満について「チャイナイエローと呼ばれる黃色が使われておらず、白と赤を貴重としたデザインは日本代表団との區(qū)別がつきにくい」「龍などの中國的な要素がデザインに不足している」「『ダサい』と言われている中國の學(xué)校のジャージ制服を想起させるデザインで、メダルセレモニーというオフィシャルな場にふさわしい禮服としての高級感に欠けている」「宇宙を想起するような前衛(wèi)的なラインが特徴で、宇宙航空開発に敬意を示すのは良いが『まるでウルトラマン』のようなデザイン」といった內(nèi)容に集約されると紹介した。

記事は「中國代表のメダルセレモニーの服裝というと、必ずといっていいほど『トマトの卵炒め』という赤と黃色のツートンカラーをやゆする聲が聞かれるものだ。しかし、いざこの『トマトの卵炒め』が姿を消すと、その存在を戀しがる人もいるようだ」と評している。（翻訳?編集/川尻）