中國浙江省に位置する世界最大の映畫スタジオ?橫店影視城では現(xiàn)在、各ドラマのクランクインが相次ぎ、大繁盛といった様相を呈している。このような中、映畫スタジオでエキストラとして登録している人が膨大な數(shù)に上ると伝えられ、話題を集めている。

報道によると、今年1月から6月までの間、橫店影視城で撮影が行われたドラマは210本に上り、去年の同じ時期に比べて93．4％増加した?，F(xiàn)在は51組の制作チームがドラマの撮影を行っており、計畫中と待機(jī)中のチームは59組。このように橫店影視城は現(xiàn)在、ドラマの制作渋滯に巻き込まれ、各チームは撮影場所をめぐって爭奪戦を繰り広げたり、撮影を急ピッチで進(jìn)めたりしているという。

ここでスポットを當(dāng)てられたのがドラマの主役、脇役、端役の外に登場する必要不可欠な大勢のエキストラだ。少ない報酬で過酷な撮影に臨むことが多いが、ジャッキー?チェン（成龍）やウー?ジン（呉京）、チャウ?シンチー（周星馳）のようなスターになる夢を抱いて橫店影視城にやって來る人は後を絶たないという。関連の統(tǒng)計によると、現(xiàn)在、橫店影視城でエキストラ登録をした人は10萬人に上り、うち常駐している人は8000人を超え、橫店でさすらいながら蕓能界デビューを狙う「橫漂族」と稱されている。

「橫漂族」には、エキストラ歴十?dāng)?shù)年のベテランや夏休みのバイト感覚で訪れる新人、複數(shù)のドラマを行き來しながら同時出演する人などさまざまな人がいる。カメラに収められたエキストラの様子をのぞくと、早朝には衣裝や道具をもらうため長蛇の列を作り、撮影が始まると晝夜を問わず、スタンバイや撮影を含めて長時間労働を続けていることがうかがえる。

知られざる膨大なエキストラの存在に、中國版ツイッター?微博（ウェイボー）には、「以前、橫店へ遊びに行ったことがあるが、どこへ行ってもドラマの衣裝をまとったエキストラがいた。時々タイムスリップしたような気分になる」「本當(dāng)にそんなに大勢いるの？」「新しい映畫スタジオを作る時が來た！」などと驚く聲や、「憧れのスターの近くで働きながら小遣いも稼げる。夢のあるいい仕事」「若いうちに苦労しながら見聞を広めるのはいいこと」のような応援の他、「毎年數(shù)百本ものドラマを作っているのに、いい作品はほんのわずか」「制作側(cè)はお金目當(dāng)てではなく、質(zhì)にも力を入れてほしい」という不満も寄せられている。（編集/RR）