2021年7月6日、米華字メディア?多維新聞は、中國科學(xué)院が実施したフォーラムで中國人研究者が行った「福島の食糧はなぜ安全か」というタイトルの発表動畫がネット上から削除されたと報じた。

記事は、広東省科學(xué)院生態(tài)環(huán)境?土壌研究所の陳能場（チェン?ノンチャン）研究員が4月27日に中國科學(xué)院による科學(xué)文化フォーラム「格致論道フォーラム」で「どうして福島の食糧はこれほどの安全を?qū)g現(xiàn)できるのか」と題した発表を行ったと紹介した。

そして、同フォーラムの公式微博アカウントが6月23日に掲載した動畫では「福島第一原発事故が発生した2011年、日本は2．2％の米が放射性レベルで基準(zhǔn)を超えており、1キロ當(dāng)たり500ベクレルに達していた。それが12年になると基準(zhǔn)超えの割合は大きく下がり、15年以降から現(xiàn)在に至るまでは汚染のない狀態(tài)だ。大量の放射性物質(zhì)が放出された狀況で、どうして食糧は安全を保てるのか」といった問題が提起され、陳氏が解説を行っているとした。

その上で、この発表について同フォーラムが「文章や講演內(nèi)容はあくまでも作者の見方に過ぎず、フォーラムの立場を表すものではない」と付記していたものの、ネットユーザーからは「中國科學(xué)院という名前に対する冒とく」「日本人より日本を愛している」「スパイ行為だ」などの批判が寄せられるなど、ネット上で物議を醸したと紹介。その後、陳氏の発表動畫は削除されたと伝えている。

記事によれば、陳氏は福建農(nóng)業(yè)大學(xué)卒で、2000年に鹿児島大學(xué)農(nóng)學(xué)部で博士號を取得、00?02年まで名城大學(xué)先端技術(shù)研究所植物遺伝研究センターで研究に従事していた?，F(xiàn)在は鹿児島大學(xué)日本學(xué)術(shù)振興會外國人特別研究員を務(wù)めているという。（翻訳?編集/川尻）