2021年7月14日、中國版ツイッター?微博で、「無印良品」の商標(biāo)を巡る中國での裁判で、日本の本家「無印良品」が中國企業(yè)に勝訴したことが注目を集めた。

中國の経済系セルフメディア?老板の微博アカウントが14日に紹介した內(nèi)容によれば、今回「本家」が勝訴したのはタオルや寢具の商標(biāo)を巡る爭(zhēng)いだ。

日本の良品計(jì)畫は2005年に中國進(jìn)出し、同國內(nèi)で「無印良品」ブランドの展開を開始したが、2000年の時(shí)點(diǎn)で中國企業(yè)がタオル製品などで「無印良品」の商標(biāo)登録を行っており、良品計(jì)畫との間で商標(biāo)登録を巡る爭(zhēng)いを起こしていた。結(jié)果的に良品計(jì)畫側(cè)が敗訴する形となり、「本家」がタオル、寢具類で「無印良品」の商標(biāo)を使えなくなり、代替として「MUJI」を使用する事態(tài)に至った。

すると、「無印良品」の商標(biāo)権を持つ北京綿田紡績品有限公司とその関連企業(yè)である北京無印良品投資有限公司は、良品計(jì)畫がタオルなどに用いる「MUJI」の商標(biāo)についても商標(biāo)権の侵害であるとして訴訟を起こした。すでに一審、二審のいずれにおいても商標(biāo)権侵害には當(dāng)たらないとの裁定が下されたが、北京綿田はこれを不服として北京市の裁判所に再審請(qǐng)求を行っていた。

そして、今月13日に北京市高級(jí)人民法院が裁定結(jié)果を発表し、良品計(jì)畫の中國法人である無印良品上海公司が「法に基づき登録した商標(biāo)である『MUJI』」を用いてタオルや寢具を販売しており、「?jìng)S爭(zhēng)のある商標(biāo)権に対し、すでに合理的な回避措置を取っている」と認(rèn)めた上で、北京綿田などによる再審請(qǐng)求を棄卻することを明らかにした、というのが今回の「本家勝訴」の內(nèi)容である。

中國のネットユーザーからは「こういう企業(yè)はパクること以外にできることはないのか。新しいものを作れないのか」「はっきり言って、中國側(cè)はやりすぎ」「理性的な愛國が大切。公正な道理は必要だ」「この件ばかりは日本の無印を支持するよ」「判決を支持する。パクリは永遠(yuǎn)にイノベーションの足を引っ張るということを認(rèn)識(shí)すべき」「日本は好きじゃないが、パクリはもっと好きじゃない」など、判決に賛同するコメントが多く寄せられた。

また「無印良品が勝訴し、無印良品が敗訴した。これからは無印良品だけを買い、無印良品は買わないようにする。みんな、正しい無印良品の商品を買うようにしよう」「もうどっちが勝ってどっちが負(fù)けたのかわからないよ」「パクリが多すぎて、もはや本家と見分けがつかなくなっている」など、中國における「無印良品」商標(biāo)の混亂ぶりを表現(xiàn)するユーザーも見られた。（翻訳?編集/川尻）