2021年7月14日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、南沙諸島に停泊を続ける中國(guó)の船舶が汚水を海に垂れ流しているとする米企業(yè)の報(bào)告に対し、フィリピン政府が態(tài)度保留の姿勢(shì)を取っていると報(bào)じた。

記事は、中國(guó)による南シナ海の領(lǐng)有権主張を常設(shè)仲裁裁判所が棄卻してから丸5年となった12日、米國(guó)の衛(wèi)星畫(huà)像分析會(huì)社Simularityが「南沙諸島に停泊している數(shù)百隻の船舶が、未処理の汚水を海域のサンゴ礁中に垂れ流していることが衛(wèi)星畫(huà)像から明らかになった」との報(bào)告を発表したと紹介。報(bào)告では汚水中に含まれる過(guò)剰な栄養(yǎng)分が葉緑素aの濃度を上昇させてサンゴ礁を破壊し、積極的な修復(fù)措置を講じたとしてもサンゴ礁の生態(tài)が回復(fù)するまでに數(shù)十年の時(shí)間がかかるとの見(jiàn)解が示されたと伝えた。

また、當(dāng)該海域のサンゴ礁破壊は南シナ海全體の魚(yú)類(lèi)資源に直接影響し「沿海地域の飢餓、南シナ海の商業(yè)漁獲の壊滅という大規(guī)模な災(zāi)難をもたらす可能性がある。われわれはすでに挽回不能に近いところまでやってきてしまった」といった報(bào)告內(nèi)容を紹介している。

その上で、フィリピン政府がこの報(bào)告に対して態(tài)度保留の姿勢(shì)を示しており、ロクシン外相がTwitterで「報(bào)告に用いられている寫(xiě)真は2014年のグレートバリアリーフにいた船であり、中國(guó)（船）ではない」とコメントし、ロレンザーナ防衛(wèi)相も「衛(wèi)星寫(xiě)真だけで出された結(jié)論は疑わしい」とした上で、當(dāng)該海域を管轄する部隊(duì)に報(bào)告內(nèi)容の真実性の確認(rèn)作業(yè)を行うよう指示したことを明らかにしたと伝えた。（翻訳?編集/川尻）