2021年7月20日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、東京五輪に出場(chǎng)する臺(tái)灣代表選手団を乗せたチャイナエアライン（中華航空）のチャーター機(jī)で、選手がエコノミークラスに座り、コーチや関係者がビジネスクラスに座ったことについて、蔡英文総統(tǒng)が「感染予防のためとはいえ、事前説明が十分ではなかった」と謝罪したことを伝えた。

記事によると、19日午後1時(shí)臺(tái)北松山空港発のチャイナエアライン（中華航空）220便に搭乗した臺(tái)灣選手団は、同日午後5時(shí)ごろ羽田空港に到著したが、バトミントン女子代表の戴資穎（ダイ?ズーイン）選手が、インスタグラムのストーリーに「ビジネスクラスに座れた長(zhǎng)栄航空（エバー航空）が懐かしい」とのコメント付きで、エコノミークラスの座席に座る自撮り寫真をアップしたところ、ネット上で「蔡英文総統(tǒng)の『跳票（中國(guó)語で空手形＝約束を破ったことのたとえ）』」を疑う聲が多く集まったという。これを受けて19日夜、臺(tái)灣の潘文忠（パン?ウェンジョン）教育部長(zhǎng)と張少熙（ジャン?シャオシー）體育署長(zhǎng)が緊急會(huì)見を開き、選手団に謝罪した。

記事によると、蔡総統(tǒng)はリオデジャネイロ五輪以降、スポーツの重要な國(guó)際大會(huì)に出場(chǎng)する選手やコーチが飛行機(jī)を利用する場(chǎng)合、ビジネスクラスでの移動(dòng)を約束していたが、潘氏と張氏は會(huì)見で「全313座席のうち、ビジネスクラスが36席、エコノミークラスが277席で、選手の人數(shù)が多く、また新型コロナウイルスの感染予防のために橫と前後の列を空けて分散して座る必要があったため、選手たちをエコノミークラスに配置し、醫(yī)師やコーチらをビジネスクラスに座らせた」「まだ國(guó)內(nèi)に殘っている選手たちが東京へ向かう時(shí)や、東京からの帰國(guó)便では全ての選手たちにビジネスクラスを手配する」と説明したという。

蔡英文総統(tǒng)はSNSを通じて、「（今回の件は）気配りや配慮が足りなかった」「感染予防のため、やり方を変えたが、事前説明が十分ではなかった」と謝罪し、「選手やコーチたちがビジネスクラスに乗れるよう、最大限の努力をするが、今回のように防疫の観點(diǎn)からやむを得ない場(chǎng)合は、事前にしっかりとコミュニケーションを取って、共通認(rèn)識(shí)を持てるようにする」と述べた。（翻訳?編集/原邦之）