2021年7月20日、観察者網(wǎng)は、甘粛省博物館が「外國人を優(yōu)先している」として物議を醸したと報(bào)じた。

記事は、あるネットユーザーが18日に「はるばる甘粛省博物館にやってきたのに、予約していなかったために中に入れなかった。立ち去ろうとしたら、予約をしていない人が案內(nèi)されて堂々と入っていった。係員に聞いたら『外國人だから』と言われた」とSNS上に書き込んだところ「甘粛省博物館が外國人を優(yōu)先している」として議論を呼んだと紹介した。

その上で、同博物館が19日にこのネットユーザーに謝罪するとともに「中國人は身分証を通じてネットワーク上で事前予約を行う制度をとっているのに対し、外國人や高齢者、軍人、消防救援関係者、醫(yī)療従事者など同様のシステムが採用できない來場者に対しては、事前予約を免除して現(xiàn)場で入館登録を行う方法を採用している」と説明したと伝えた。

また、同博物館が「外國人観光客に対してもネット予約制を?qū)毪工?、リアルタイムの入場者?shù)に応じて予約なしでの入場を受け付けること、スタッフへの教育とSNSなどを通じた各種情報(bào)公開を強(qiáng)化する」といった改善策を提示したとしている。

記事は、同博物館側(cè)の対応によりこの問題は一段落したものの、ネットユーザーからは「博物館の管理レベルが低く、考え方が古すぎる」「中國人の土地で中國人と外國人を區(qū)別する必要などない」といった不満の聲がなおも寄せられていると紹介した。（翻訳?編集/川尻）