平日の晝休みになると、北京のオフィスビル?盈科センターの地下1階にある「スーパー碗健康ライトミール」の店には長(zhǎng)い行列ができる。ここでは炭水化物、タンパク質(zhì)、食物繊維、トッピングから飲み物、ミニデザートまで、日常の食卓に並ぶ米や肉、野菜に違う名前を與えられている。近くで働く若者は、「こういう見(jiàn)た目がよくて栄養(yǎng)バランスのいいライトミールのランチの寫(xiě)真をSNSに投稿するのが好き?！氦いい汀护猡椁à肷悉?、『同好の士』も見(jiàn)つかる」と話す。糖質(zhì)ゼロ、脂肪ゼロのコンセプトが一世を風(fēng)靡する今、「ライトミールを通じた社交」が若者に好まれる新しいスタイルになった。中國(guó)青年報(bào)が伝えた。

中國(guó)に上陸して10數(shù)年の「舶來(lái)品」のライトミールは、今やますます多くの若者におなじみの、いつもの選択肢になっている。新しい物好きの若者がライトミールを選ぶ時(shí)、食べているのは一體何だろうか。

■若者がけん引するライトミールの新たなトレンド

北京の金融企業(yè)で働く「90後（1990年代生まれ）」の女性の魯さんは、「夏に可愛(ài)いスカートをはきたい」の一念で、同僚たちと一緒に複數(shù)のライトミールの店を訪れている?！袱瑜嗓蔚辘违楗ぅ去擤`ルがおいしいか情報(bào)を交換している。低カロリーセットが一番好き。野菜や肉、雑穀のご飯も入っていて、食べても體に負(fù)擔(dān)がかからない。周りの友だちもライトミールを食べている人が多い。時(shí)間の節(jié)約になるし、おいしいし、痩せられるから」という。

見(jiàn)た目においしそうで、食べれば栄養(yǎng)があり、油分が少なく塩分控えめで雑穀を使用しているというのが、人々がライトミール業(yè)界に対して抱く直感的な印象だ。冗談で「草を食べている」などと言われるライトミールだが、実際には単なる野菜だけ、あるいはサラダばかりではなく、ある特定の食べ物を指すのでもなく、新しい飲食スタイルのことを言う。

中國(guó)農(nóng)業(yè)大學(xué)食品科學(xué)?栄養(yǎng)工程學(xué)院食品栄養(yǎng)?安全學(xué)部の范志紅（ファン?ジーホン）準(zhǔn)教授は以前に公式アカウントで発表した文章の中で、「ライトミールの『ライト』の部分が現(xiàn)代の若者の心の隙間にするりと入り込んだ。女性は體が軽くなりたい、スタイルがよくなりたいと願(yuàn)い、男性も爽やかな、『油ギッシュ』とは無(wú)縁の人になりたいと思う。ライトミールだと臺(tái)所の熱い火や煙、ベタベタする油から開(kāi)放され、食事を作る面倒くささを忘れることができ、生活がより楽で身軽なものになる。ライトミールは健康の概念さえ変えてしまった」と述べた。

消費(fèi)の高度化と人々の健康意識(shí)の高まりに伴って、特に新型コロナウイルス感染癥の中で、健康業(yè)界が人気を集め、ライトミールは徐々に若者たちの新たな「食のトレンド」になり、次々に登場(chǎng)する各種のライトミールの店やデリバリーは若者の「行くべき場(chǎng)所」、新しい「おすすめスポット」になった。ここ數(shù)年、北京大學(xué)、清華大學(xué)、四川大學(xué)、揚(yáng)州大學(xué)、雲(yún)南師範(fàn)大學(xué)など多くの大學(xué)の食堂が、このブームに狙いを定め、相次いでライトミールのカウンターを設(shè)置した。

かつてはニッチ市場(chǎng)の飲食スタイルだったライトミールだが、低カロリーで顔面偏差値が高くそしてその背後に健康の理念があることから、若者の中でどんどん存在感を増している。「最近の新スタイルの茶飲料のように、若い人は顔面偏差値の高いミルクティーを買(mǎi)うとSNSに寫(xiě)真をアップして交流するのが、一種の習(xí)慣になっている」と指摘する華旦天使投資の創(chuàng)業(yè)者でCEO（最高経営責(zé)任者）の張潔（ジャン?ジエ）氏は、自身もライトミールの愛(ài)好者だ。「最近気づいたのは、SNSで自分の食べたライトミールセットの寫(xiě)真をアップすると、男性も女性もたくさんコメントを殘してくれることだ。おいしいのかとたずねてくる人がいれば、自分の経験を書(shū)いてくれる人もいる。ライトミールはある種の社交的な屬性を與えられており、これも若者を引きつける原因の1つだ」という。

■ライトミールはどうやって若者の胃袋をつかんだか

ユーロモニターのデータによると、2022年には中國(guó)のライトミール?食事代替品市場(chǎng)の規(guī)模は1200億元（約2兆435億円）に達(dá)するという。

広大な市場(chǎng)が広がるが競(jìng)爭(zhēng)も激しいライトミール業(yè)界は、どうやって若者の胃袋をつかんだのか。

浙江省杭州市で単品メニューから予約制デリバリーへと5年にわたりライトミールを手がけてきた檬悅軽食は、現(xiàn)地の若いホワイトカラーの中に大勢(shì)の「忠実なファン」を抱えている。創(chuàng)業(yè)者の劉宸（リウ?チェン）さんは、「最初は若いホワイトカラーをターゲットにしていた。お客様は女性が中心なので、うちの栄養(yǎng)士が中國(guó)人女性の體質(zhì)的特徴に合わせて、炭水化物、野菜や食物繊維、肉類のバランスを考え、カロリーを厳しくコントロールしている。新鮮な食材、安全な食品が基本ラインだ。お客様は1回の注文で1週間から20日間分のセットを注文できるけれど、私たちは當(dāng)日に調(diào)理して、正午前にお客様のところへ屆ける。今は繁忙期で、1週間に200人から300人分の注文がある。利用者は累計(jì)で4萬(wàn)～5萬(wàn)人に達(dá)した」と話した。

デリバリー中心の檬悅軽食とは異なり、ネットで人気の北京のライトミールブランドの蔬小盒はすでに直営店を11店舗構(gòu)え、最近また5店舗を開(kāi)設(shè)する契約を結(jié)んだという。創(chuàng)業(yè)者の張笑松（ジャン?シャオソン）さんは、「スパイスや料理法を獨(dú)自に開(kāi)発してから、季節(jié)ごとに異なる飲食習(xí)慣に合わせて、秋から冬のシーズンには低カロリーセットを開(kāi)発して打ち出す。これは穀物主體で、野菜と肉も入っていて、満腹感と同時(shí)に健康面の付加価値を得られる。サラダ類は春夏シーズンの売り上げの約60％を占めるが、秋冬シーズンは低カロリーセットが60％を占める」と話した。

劉さんは、「去年の感染癥対策の期間中に、経済活動(dòng)が再開(kāi)された最初の週の注文數(shù)は50％近く増加した。その頃交流したお客様から健康をより重視するようになったということを聞いた。チームと一緒にずっと考えてきたのは、この流れの中で競(jìng)爭(zhēng)力がどこにあるかつかまえることだった。商品は絶えずバージョンアップして、目新しさを保たなければならない。そこで開(kāi)発能力と裏方の廚房の能力を高めてきた。ライトミール産業(yè)は実のところ中華料理と鶏の唐揚(yáng)げには永遠(yuǎn)に及ばないが、うちの店は、ライトミールを冷たい野菜ばかりの料理にするのではなく、できるだけ『中華料理化』している」と話した。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KS）