中國(guó)共産黨機(jī)関紙、人民日?qǐng)?bào)系の環(huán)球時(shí)報(bào)（電子版）は27日、「2004年に日本を抜いた後、17年間も世界のディスプレー市場(chǎng)でシェア1位を守ってきた韓國(guó)が、中國(guó)に1位の座を奪われた」とする韓國(guó)?毎日経済の記事を引用する形で次のように伝えている。

市場(chǎng)調(diào)査會(huì)社OMDIAが集計(jì)した売上高基準(zhǔn)のディスプレー市場(chǎng)のシェアを分析した結(jié)果、今年第1四半期の液晶ディスプレー（LCD）と有機(jī)EL（OLED）を含む全體の売上高シェアで、中國(guó)は40％を記録し、33％にとどまった韓國(guó)を抜いて世界1位となったことが分かった。

韓國(guó)はLCD市場(chǎng)ですでに中國(guó)に追い抜かれていたが、OLED市場(chǎng)でも猛追を受けている。2019年の世界市場(chǎng)シェアで韓國(guó)は中國(guó)を11ポイントリードしていた。だが新型コロナ下でテレビやタブレットなどのディスプレー機(jī)器の需要が急増し、それに応じて中國(guó)が市場(chǎng)を掌握しているLCDパネルの価格が急騰し、シェアが逆転した。中國(guó)は今年、世界のLCDパネル市場(chǎng)の60．7％を占め、韓國(guó)と臺(tái)灣を圧倒すると観測(cè)されている。

OMDIAによると、2018年に5％にすぎなかった中國(guó)企業(yè)の中小型OLEDパネルのシェアは今年は15％に、來年は27％に高まる見通しだ。また、スマートフォンOLED市場(chǎng)の80％を掌握しているサムスンディスプレーのシェアが來年は60％臺(tái)に低下するとの予想もある。

ディスプレー専門の市場(chǎng)調(diào)査會(huì)社DSCCによると、中國(guó)最大のディスプレーパネルメーカーである京東方（BOE）は今年第1四半期の売上高が77億ドル（約8481億円）、営業(yè)利益が14億ドル（約1542億円）を記録し、サムスンディスプレーとLGディスプレーを抜いて初めて売上高と営業(yè)利益で世界1位となった。ソウル大のイ?シンドゥ教授は「中國(guó)には世界3位のテレビメーカーであるTCLをはじめとする最終製品メーカーが多く、ディスプレーパネルの內(nèi)需が大きく多様で、政府支援と國(guó)內(nèi)市場(chǎng)をよりどころに恐ろしく成長(zhǎng)している」と述べた。韓國(guó)の業(yè)界は、政府に対し、量子ドット（QD）ディスプレーと環(huán)境にやさしい超畫質(zhì)ディスプレー技術(shù)を開発する企業(yè)への支援を拡大するよう望んでいる。こうした技術(shù)に特化した専門人材の養(yǎng)成も業(yè)界のニーズだ。（翻訳?編集/柳川）