2021年7月28日、米華字メディア?多維新聞は、米國のシャーマン國務(wù)副長官が訪問先の天津市で中國の王毅（ワン?イー）外相らと會(huì)談したことを報(bào)じた。

記事は、シャーマン副長官が26日午前に中國の謝鋒（シエ?フォン）副外相、午後に王外相とそれぞれ會(huì)談し、會(huì)談終了後に中國を離れる前にツイッターを更新して、「われわれの意見は一致していないが、オープンな意思疎通は外交にとって至極重要だ。われわれは引き続き中國に対し、國際ルールや中國の國際的な義務(wù)を尊重するよう促し続ける」とコメントしたことを紹介した。また、米政府関係者の話によると、會(huì)談では臺(tái)灣、香港、新疆などのセンシティブな話題にすべて觸れ、中國側(cè)に対して率直な物言いをしたと伝えた。

一方で「天津會(huì)談に関する中國メディアの報(bào)道は、謝副外相が米國の悪事を非難し、王外相が中國にとっての三つの『ボトムライン』を明確に示したという內(nèi)容で埋め盡くされている」とし、両者の會(huì)談がきな臭さを帯び、米中首脳會(huì)談に向けた進(jìn)展が得られなかったとの見方を示している。

そして、王外相がシャーマン副長官と會(huì)談した際に「米國は中國の特色ある社會(huì)主義の路線、制度に対し挑発、中傷したり転覆を試みたりしない」「米國は中國の発展プロセスの阻害、斷絶を試みない」「米國は中國の國家主権を侵したり、領(lǐng)土の完全性を破壊したりしない」という三つのボトムラインを示すとともに、「中國は平和的発展の道を堅(jiān)持し、米國を含む世界各國との共同発展、共同繁栄を望んでいる。中國の発展は米國を挑発するものではなく、米國に取って代わろうとするものでもない」という中國としての戦略的意図を明確に示したと伝えた。

また、今回の米中間の接觸について「必ずしも全く収穫がなかった訳ではない」と指摘し、両者が気候変動(dòng)、イランの核問題、朝鮮半島問題、ミャンマー問題、麻薬問題など共通の関心事についても深く意見交換を行ったことを、中國政府の発表として紹介している。（翻訳?編集/川尻）