1917年に內(nèi)山完造が上海に開業(yè)した內(nèi)山書店は、文豪の魯迅や郭沫若、田漢、郁達(dá)夫などが通ったことで知られている。そんな內(nèi)山書店が今月、天津のドキュメンタリー監(jiān)督?趙奇氏と內(nèi)山家の人々の熱い思いが実り、天津で復(fù)活した。

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「內(nèi)山書店」復(fù)活のきっかけは、趙氏が「海外書店」という番組を手掛けた2013年にまで遡る。趙氏は番組の取材で東京の「內(nèi)山書店」を訪れ、「內(nèi)山書店」の4代目店長?內(nèi)山深氏をはじめとする內(nèi)山家の人々と知り合うことになった。

2015年4月3日、趙氏は內(nèi)山深氏と、上海の萬國公墓にある內(nèi)山完造の墓參りをした。內(nèi)山深氏は、內(nèi)山完造の弟で東京の內(nèi)山書店を創(chuàng)業(yè)した內(nèi)山嘉吉の孫にあたる。內(nèi)山深氏は內(nèi)山完造の墓前で涙を流しながら、「祖父らの夢は中國で內(nèi)山書店を再び開店させることだった」と語り始めたという。

2019年、天津市黨委員會(huì)宣伝部の指導(dǎo)者らが趙氏と連絡(luò)を取り、幾たびもの話し合いを経て、天津市は、天津出版伝媒集団が內(nèi)山書店の開店と運(yùn)営などを擔(dān)當(dāng)することを承認(rèn)した。そして2020年に、內(nèi)山深氏らは、「內(nèi)山書店」の商標(biāo)を中國で獨(dú)占排他的に使用する権利を天津出版伝媒集団に授與することを認(rèn)めた。同年8月、天津出版伝媒集団は子會(huì)社の「天津內(nèi)山書店有限公司」を立ち上げた。

天津內(nèi)山書店有限公司の総経理に就任した趙氏によると、天津の內(nèi)山書店には現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、6000種類以上の本が並び、うち、日中文化交流関連の本が2000種類以上を占めるという。

「日本文學(xué)作品では、村上春樹や夏目漱石の作品のほか、樋口一葉や永井荷風(fēng)などの作品も選んだ。文學(xué)史において、これらの作家も重要な地位を占めている。その他、太宰治のベストセラー作品、さらに、その小説『惜別』も選んだ」と趙氏。

こうした図書のほか、日本文化関連の文化クリエイティブグッズも天津の內(nèi)山書店に並んでいる?！咐à小⑷毡兢稳粽撙伍gで人気の知恵の輪や、日本から輸入した日本製の文房具がある。また、茶葉も販売しており、玉露という日本茶を特別に選んだ。なぜなら、內(nèi)山完造が魯迅をもてなした時(shí)に入れたのが玉露だからだ。入れる茶が中國の緑茶?龍井茶に変わると、魯迅らはすぐに分かり、冗談交じりに、『茶葉を変えたの？僕たちを歓迎していないみたいだね』と言っていたという。また、スミスキーのブラインドボックスも販売しており、中國の人々にも日本の若者のある種自嘲的な一つのライフスタイルを知ってもらえたらと思っている」と趙氏は言う。

魯迅の孫で、魯迅文化基金會(huì)の秘書長を務(wù)める周令飛さんは、「魯迅は上海にいた頃、ほとんど毎日內(nèi)山書店に通い、內(nèi)山完造と固い友情を築いた。內(nèi)山書店が天津で復(fù)活したことで、私と父の夢を葉えることができた」と感慨深げに語る。

李彤さんは、仕事以外のほとんどのエネルギーを読書や本の購入に費(fèi)やしている。內(nèi)山書店が天津で復(fù)活したことについて、李さんは、「普段いろんな本屋に行く。並ぶ本は同じものもたくさんあるが、店によって雰囲気が違う。內(nèi)山書店には、奧深い歴史的背景があり、文化的シンボルだ。魯迅は読書家の精神的世界のレジェンド。內(nèi)山書店は、魯迅と深いつながりがある。そんな內(nèi)山書店が天津で復(fù)活したということは、天津の出版環(huán)境、読書環(huán)境、都市文化などが認(rèn)められていることの表れだ」と喜ぶ。

樊霓さんは、內(nèi)山書店が天津で復(fù)活するというニュースを隨分前に聞いて、開店するとすぐに足を運(yùn)んだといい、「日本の內(nèi)山書店に行ったこともあるし、上海にあった內(nèi)山書店や魯迅とのつながりなどについても知っている。この書店は本の推薦や本のジャンルの選択などの點(diǎn)において、読者にたくさんの収穫を與えてくれると感じている。実店舗の書店のほうが、靜かに、本の雰囲気の中に入っていくことができる」と語った。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN）