2014年5月13日、シンガポール華字紙?聨合早報(bào)は、「ASEAN首脳會(huì)議の議長聲明、中國に対抗する団結(jié)姿勢(shì)の現(xiàn)れ」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

【その他の寫真】

東南アジア諸國連合（ASEAN）首脳會(huì)議は、南シナ海情勢(shì)に「強(qiáng)い関心」を示す議長聲明を発表した。ある政治評(píng)論家は「ASEAN構(gòu)成國が珍しく統(tǒng)一戦線を展開するのは、勢(shì)いを増す中國に対抗するためだ」と指摘した。

中國はベトナム、フィリピンと個(gè)別に海上紛爭を起こし、南シナ海の情勢(shì)を急速にヒートアップさせた。

議長聲明は南シナ海情勢(shì)に「強(qiáng)い関心」を表明したが、中國を名指ししてはいない。

南シナ海で中國と紛爭を抱えるベトナム、フィリピン、ブルネイ、マレーシアのASEAN構(gòu)成國の中で、中國との矛盾が最も激しいのはベトナムとフィリピンだ。両國は聲明の中に中國非難の文言を含ませることに成功した。

かつて、ミャンマーを含むASEAN諸國のほとんどが、中國との密接な政治的つながりを理由に中國との正面衝突を避けてきた。だが今回の議長聲明の基調(diào)にあるのは、従來と完全に異なっている。

中國外交部の華春瑩（ホア?チュンイン）報(bào)道官は北京での記者會(huì)見で、「西沙（パラセル）諸島は中國固有の領(lǐng)土であり、爭いは存在せず、中國とASEAN全體の問題ではない。ベトナムは他の東南アジア諸國を味方に引き入れ、中國に圧力をかけようとしているが、その目的は達(dá)せられない」とする談話を発表した。

一方で、「議長聲明はベトナムにとって“大躍進(jìn)”だ」とする聲もある。

ベトナムのグエン?タン?ズン首相は首脳會(huì)議で、「中國には危険かつ重大な侵犯行為が存在する」と批判した上で、「中國に対する怒りは、近年で最高水準(zhǔn)にまで高まった」と述べた。

ベトナムメディアも首相の発言を引用し、「（中國の）こうした極めて危険な行為は、海上の平和と安定、安全保障を危機(jī)にさらしている」と伝えている。

今回の議長聲明は、敏感な南シナ海の領(lǐng)有権問題において、ASEAN諸國が“少しばかり”強(qiáng)硬な姿勢(shì)を示すという共通認(rèn)識(shí)に至ったことを示すものだとみる聲がある。（翻訳?編集/NY）