東京五輪陸上男子100メートルの準(zhǔn)決勝で9秒83のアジア新記録をたたき出し、中國(guó)人選手として初めて同種目の決勝に進(jìn)んだ蘇炳添（スー?ビエンティエン）は9秒98で6位入賞という結(jié)果を出した。これを受け、中國(guó)版ツイッター?微博（ウェイボー）では、2004年のアテネ五輪で金メダリストとなったハードル選手の劉翔（リウ?シアン）を思い起こす聲が上がっている。

中國(guó)メディアの網(wǎng)易體育は2日、「『蘇神』が何度も劉翔に言及して劉翔を『幸運(yùn)の星』と形容したためか、あるいは久々にこのようなハイレベルな試合で中國(guó)人の顔を見たためか、ネットユーザーはもう1人の『飛人』、劉翔を思い出した」と指摘する記事を掲載。08年の北京五輪、12年のロンドン五輪をけがで棄権した劉翔に當(dāng)時(shí)、ネットユーザーの怒りの炎が注がれたことに言及した上で、蘇炳添のレースをきっかけに、同じく「中國(guó)の誇り、アジアの栄光」として注目を浴びた劉翔を人々が思い起こしたこと、當(dāng)時(shí)、劉翔を非難したネットユーザーが謝罪の意を示したことなどを伝えた。一方、ある著名ブロガーも「蘇炳添のレースを見て泣いた?！禾K神』は歴史を作った。中國(guó)人の誇りだ！」とした上で「劉翔のことが懐かしい」とツイートしている。

ネットユーザーからも「國(guó)旗をまとって走る劉翔の姿をいつまでも覚えている」という聲の他、「もし中國(guó)人が劉翔を尊重することができないなら、われわれには次の劉翔を得る資格がない」「國(guó)のために努力した人を非難する権利なんて私たちにはないよね」「中國(guó)に第2の劉翔が出現(xiàn)することを期待している」などの聲が寄せられている。（翻訳?編集/野谷）