2021年8月2日、仏國際放送局RFIの中國語版サイトは、河南省の豪雨災(zāi)害で國務(wù)院が調(diào)査チームの結(jié)成を決定したことを伝え、現(xiàn)地幹部の責(zé)任追及に乗り出したと報じた。

記事は、7月20日に同省鄭州市を中心に発生した豪雨災(zāi)害について、同省の武國定（ウー?グオティン）副省長が8月2日の記者會見で「2日正午現(xiàn)在の犠牲者は302人、行方不明者は50人」と発表したことを紹介。7月29日の段階では犠牲者は99人となっており、數(shù)日の間に死者が犠牲者が大きく増えたことについて「いやが応でも注目を浴びることになった」とした。

また、犠牲者數(shù)が急増する一方で、鄭州地下鉄の浸水事故による犠牲者數(shù)は20人とこれまでの発表と変わりがないことに言及し「最も疑問が持たれている數(shù)字に変化がなかった」と紹介したほか、王凱率（ワン?ガイリー）省長が犠牲者に黙とうを捧げるとともに「取り組みの中で不足があったことが露呈した」と自ら認めたことを伝えている。

そして、同省の記者會見後に國務(wù)院が「関連法律法規(guī)に基づき、調(diào)査チームを結(jié)成」し、職務(wù)不履行などの行為に対して責(zé)任追及を行う決定を下したとする新華社による2日夕方発表の情報を伝えた。

記事は、「災(zāi)害発生から12日後、省長がようやく非難と向き合い落ち度を認めた。省や市は気象當(dāng)局が再三豪雨警報を発出していたにもかかわらず500人余りを浸水した地下鉄構(gòu)內(nèi)に閉じ込め、トンネルで數(shù)百臺の車両を水沒させた上、この問題を隠蔽（いんぺい）、風(fēng)化させようとしているとして批判の聲が出続けている」とした上で、2008年に山西省で発生して128人が犠牲になったダム決壊事故では、當(dāng)時の省長が1週間後に引責(zé)辭任に追い込まれたことを併せて紹介している。（翻訳?編集/川尻）