中國(guó)メディアの澎湃新聞は3日、「194センチの“福原愛”、ついに大魔王に進(jìn)化」と題する記事を掲載した。

記事は、「194センチの福原愛」として、東京五輪バドミントン男子シングルスで金メダルを獲得したデンマークのビクター?アクセルセン（27）を紹介。2016年のリオデジャネイロ五輪でも流ちょうな中國(guó)語を披露し、中國(guó)のSNSで話題になったとした。

そして、「中國(guó)語が話せる外國(guó)人はどれだけ中國(guó)人に好かれるのか。福原愛を見れば分かる」とし、「福原愛は幼い頃から中國(guó)のコーチについてトレーニングをし、中國(guó)の東北弁を操っていたため、中國(guó)卓球チームから愛され、中國(guó)の選手やコーチらととても良い関係を維持してきた」と伝えた。

その上で、アクセルセンのコーチも中國(guó)人の張連営（ジャン?リエンイン）氏であり、張氏が1980年に知人の紹介でデンマークに赴任した際に最初に指導(dǎo)したのが、1996年のアトランタ五輪でデンマーク史上初の金メダルを獲得したポール＝エリク?ホイヤー?ラーセン氏だったと説明?！弗钎螗蕞`クバドミントン男子の強(qiáng)さの背景には、張氏の影響があったと言っても過言ではない」とした。

記事によると、アクセルセンは2014年から中國(guó)語の勉強(qiáng)を始めた。當(dāng)時(shí)は林丹（リン?ダン）が活躍するなど中國(guó)の黃金期だった。中國(guó)語を習(xí)得すればより優(yōu)れた選手になれるかもしれないと冗談半分に考え、ネットで中國(guó)語の教師を探し始めたことがきっかけだったという。

2016年に江蘇省蘇州市崑山市で行われたバドミントン國(guó)別対抗のトマス杯決勝では、中國(guó)の応援を受けてまるでホームのような環(huán)境で戦ったデンマークが、インドネシアを下して優(yōu)勝した。

記事は、「福原愛が中國(guó)卓球チームから愛された最も重要な點(diǎn)は、彼女が中國(guó)卓球を脅かす存在ではなかったことかもしれない?！按竽酢?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=張怡寧'>張怡寧（ジャン?イーニン）の天下が続いた時(shí)期に、福原愛は終始その地位を脅かすことはなかった。彼女は選手生活で世界チャンピオンを獲得したことはなかった」と指摘。一方で、アクセルセンは「勝負(fù)に敗れて涙する福原愛を演じるために存在していたのではなかった」とし、中國(guó)選手を相手にたびたび勝利を挙げていたことを伝えた。

また、順調(diào)に成長(zhǎng)したアクセルセンが2016～17年には「手が付けられない存在」だったと指摘?！弗ⅴ弗⑦x手に匹敵する繊細(xì)な技術(shù)と、歐米選手の長(zhǎng)身の強(qiáng)みを違和感なく兼ね備えており、彼の支配を崩すことは誰にもできなかった」とした。一方で、2018～19年には故障に悩まされ、その間に桃田賢斗が圧倒的な存在になったと紹介。2020年1月には桃田が自動(dòng)車事故に遭い、新型コロナウイルスの感染が拡大するなどの予想外の事態(tài)もありがながら、アクセルセンはしっかりと力を付けていたとした。

その上で、「今大會(huì)の男子シングルスで優(yōu)勝したアクセルセンは、5年前に林丹に勝利した時(shí)と同じように信じられないといった表情を浮かべ、両手で頭を抱えて泣いた」とし、「アクセルセンはこうして、人畜無害な“福原愛”から、バドミントン男子シングルスの新時(shí)代を切り開く“大魔王”へと一歩一歩成長(zhǎng)してきたのである」と伝えている。（翻訳?編集/北田）