2021年8月4日、韓國(guó)?中央日?qǐng)?bào)は「韓國(guó)には五輪で金メダルが取れなければ罪人扱いされる風(fēng)潮があったが、最近は変わってきた」と伝えた。

記事によると、韓國(guó)では五輪に出場(chǎng)し銀メダルを獲得した選手に容赦ない批判の聲が浴びせられる場(chǎng)面がよく見(jiàn)られた。ところが最近では、挑戦したこと自體に意義を見(jiàn)出し、大會(huì)を楽しむムードに変わりつつあるという。

「ノーメダル」の選手にも注目が集まるようになり、SNSなどでは「選手のSNSにメッセージを送って力になろう」と応援する動(dòng)きも起きている。代表的な例としては、陸上男子走り高跳び決勝で2メートル35センチを跳んで4位になったウ?サンヒョク。3位と2センチ差でメダルを逃したが、SNSに「高く飛ぶことができて幸せだった」と掲載するや、「私の心の中で金メダルだ」「國(guó)家代表をやってくれてありがとう」「今回の五輪最高の選手だ」など賛辭が多く寄せられたという。あるネットユーザーは「25年ぶりに韓國(guó)新記録を出したが五輪のメダル報(bào)奨金や年金、軍除隊(duì)といった恩恵を受けられないウ選手の役に立ちたい」という思いから、「ウ選手のSNSをフォローすべきだ。そうすればスポンサーも増えて広告もつくようになる」と提案しているという。

さらに、男子セーリングやラグビーなど不人気種目の選手にも心溫まるコメントが続々と寄せられており、韓國(guó)のお家蕓種目に挙げられる柔道?レスリング?テコンドーなどで満足のいく結(jié)果が殘せなかった選手に対しても責(zé)めるような聲はあまり見(jiàn)られないという。

このような流れについて、専門(mén)家らは「國(guó)民が五輪の成績(jī)を國(guó)家の命運(yùn)や國(guó)の品格と同一視する民族主義的な傾向が過(guò)去よりも薄くなって現(xiàn)れた結(jié)果」、「金メダル至上主義から脫皮し、スポーツを楽しむ方向へと観戦文化が変化している」と分析しているという。

これを受け、韓國(guó)のネット上では男性ユーザーを中心に多くのコメントが寄せられており、「いいね。それでこそ真の先進(jìn)國(guó)」「少し前までは認(rèn)められようと必死だったが、今や韓國(guó)の地位は十分に高くなった。五輪の金メダルにこだわっている場(chǎng)合じゃない」「結(jié)果より努力の価値を重要視する社會(huì)になったのは望ましいこと」と肯定的な反応がみられる。

また「ウ?サンヒョク選手は今回の五輪がくれた贈(zèng)り物」「ウ?サンヒョク選手の4位は、不毛地帯の陸上において金メダルよりも価値のあるもの。どうかみんなで応援しよう」などウ?サンヒョクへの応援の聲も続々と上がっている。（翻訳?編集/松村）