2021年8月4日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、中國(guó)の政府系メディアがオンラインゲームを「アヘン」と形容したことで、株式市場(chǎng)でゲーム関連株が大きく下落したと報(bào)じた。

記事は、新華社系の「経済參考報(bào)」が3日に発表した文章の中で、騰訊のオンラインゲーム「王者栄耀」を名指しした上で、オンラインゲームは未成年者の健全な成長(zhǎng)に看過(guò)できない影響を及ぼし、その危害に警戒すべきだと評(píng)するとともに、「オンラインゲームの危害はますます社會(huì)の共通認(rèn)識(shí)となっており、しばしば『精神的アヘン』『電子麻薬』などと稱(chēng)されている」と論じたことを伝えた。

そして、この文章が発表されると騰訊、網(wǎng)易など中國(guó)のオンラインゲーム関連企業(yè)の株価が軒並み大きく下落し、その影響は歐米の関連企業(yè)にまで波及したと紹介。市場(chǎng)では、ゲーム業(yè)界が中國(guó)の監(jiān)督管理當(dāng)局による「整頓」の次なるターゲットにされる可能性があるとの憂慮が広がっているとした。

また、経済參考報(bào)が一旦文章を削除すると騰訊の株価は回復(fù)に転じたものの、文章は「アヘン」「電子麻薬」といった刺激的な言葉を除いた形で再び掲載されたと紹介している。

さらに、この文章を受けて騰訊は國(guó)の政策よりも厳しい未成年ユーザーのオンライン時(shí)間制限を設(shè)け、平日は従來(lái)の1．5時(shí)間から1時(shí)間、休日は3時(shí)間から2時(shí)間にそれぞれ短縮し、12歳未満によるゲーム內(nèi)での課金を禁止するほか、未成年者による成人へのなりすまし行為を24時(shí)間監(jiān)視して、疑わしいアカウントについては認(rèn)証の再審査を行うことを明らかにしたと伝えた。

記事は、一連の動(dòng)きについて英ロイターがシティグループの見(jiàn)解として「市場(chǎng)參考報(bào)のセンセーショナルな文章に、市場(chǎng)が過(guò)剰反応を示した。近ごろインターネット業(yè)界の監(jiān)督、審査が厳しくなっており、真実性の有無(wú)に関係なくさまざまな情報(bào)が株式市場(chǎng)に投げ売りの圧力をもたらす可能性がある」と報(bào)じたことを紹介。中國(guó)政府は近ごろ不動(dòng)産、教育、科學(xué)技術(shù)分野で監(jiān)督管理を強(qiáng)化しており、投資家の間では當(dāng)局による締め付けに対する憂慮がますます高まっているとした。（翻訳?編集/川尻）