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オーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所は7月28日、「指導(dǎo)者外交」がオリンピック競(jìng)技なら中國(guó)は米國(guó)を破り金メダルを獲得するだろうとする分析を発表した。資料寫真。
オーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所は7月28日、「指導(dǎo)者外交」がオリンピック競(jìng)技なら中國(guó)は米國(guó)を破り金メダルを獲得するだろうとする分析を発表した。中國(guó)のニュースサイトの観察者網(wǎng)がその內(nèi)容を要約して次のように伝えている。
2013年以降の世界の指導(dǎo)者による中國(guó)と米國(guó)への訪問數(shù)を比べると、毎年、中國(guó)が米國(guó)を上回っており、特にドナルド?トランプ政権下では米國(guó)は中國(guó)の3分の1に満たない。
中國(guó)の國(guó)力の高まりとともに外交的影響力が拡大し、米國(guó)の同盟國(guó)の指導(dǎo)者でさえも中國(guó)訪問を優(yōu)先的に検討するようになってきている。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の間に、「戦略的競(jìng)爭(zhēng)」の新しいダイナミクスが中國(guó)と米國(guó)との間で形成された。両國(guó)はどちらも、経済的、政治的、および領(lǐng)土的規(guī)範(fàn)を形成するための「支持者」を求めている。例えば、菅義偉首相は4月に訪米し、ホワイトハウスでジョー?バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)に會(huì)った最初の外國(guó)人指導(dǎo)者となった。會(huì)談では中國(guó)について大いに語り合い、臺(tái)灣と新疆の問題にも言及した。
しかし米國(guó)が、世界の指導(dǎo)者を引き付けるという點(diǎn)で中國(guó)に大きく後れを取っていることは、1990年から2019年までの外國(guó)の元首と政府首脳による両國(guó)への訪問數(shù)から明らかだ。世界の指導(dǎo)者による訪米の記録は米國(guó)務(wù)省によって保管されている。中國(guó)については、中國(guó)外交部発表の資料と中國(guó)共産黨機(jī)関紙「人民日?qǐng)?bào)」の報(bào)道を通じて追跡できる。記録にはニューヨークでの國(guó)連総會(huì)や中國(guó)での上海協(xié)力機(jī)構(gòu)サミットなどの多國(guó)間會(huì)議への訪問が含まれ、米國(guó)と中國(guó)による世界情勢(shì)への全體的な関與が反映されている。
指導(dǎo)者による訪問は、外交上の優(yōu)先事項(xiàng)の良い代理人であるという意味でとても重要だ。また「対面」訪問は、中國(guó)または米國(guó)の指導(dǎo)者が他國(guó)の指導(dǎo)者との間で信頼を築き、協(xié)力を深めるのにも役立つ。多くの指導(dǎo)者が米國(guó)よりも中國(guó)を訪問していることは、中國(guó)が外交的影響力の尺度で米國(guó)を上回っていることを示唆している。
中國(guó)は近年、世界の政治家のホットチケット(人気者)となっている。新型コロナで大規(guī)模な渡航が中斷される前年の19年に79人の外國(guó)人指導(dǎo)者が中國(guó)を訪問したが、米國(guó)を訪問したのは27人だけだった。13年以降毎年、多くの世界の指導(dǎo)者が米國(guó)よりも中國(guó)を訪れており、冷戦時(shí)代初期の米國(guó)の支配から急激に転換している。
ジョージ?H?W?ブッシュ大統(tǒng)領(lǐng)とビル?クリントン大統(tǒng)領(lǐng)の時(shí)代、世界の指導(dǎo)者による年平均訪問回?cái)?shù)はそれぞれ65.8回と60.5回だった。米國(guó)が「対テロ世界戦爭(zhēng)」を繰り広げたため、ジョージ?W?ブッシュ大統(tǒng)領(lǐng)の時(shí)代にはその數(shù)が71.8回に急増した。これは當(dāng)時(shí)の中國(guó)の3倍以上だ。しかし、01年に中國(guó)が世界貿(mào)易機(jī)関(WTO)に加盟すると、世界の指導(dǎo)者の中國(guó)訪問が倍増した。
バラク?オバマ政権では、金融危機(jī)に加えて対外戦爭(zhēng)に陥ったため、米國(guó)への訪問が減少した。一方で、中國(guó)は13年から経済と結(jié)び付けて積極的な外交を推進(jìn)し、年平均約87人の世界の指導(dǎo)者が中國(guó)を訪れた。
中國(guó)のリードは、ドナルド?トランプ政権下で劇的に拡大した。トランプ氏の「アメリカ?ファースト」は外交を無視し、同盟國(guó)を疎外した。17年から19年にかけて、世界の指導(dǎo)者による中國(guó)への訪問數(shù)は272回であるのに対し、米國(guó)への訪問數(shù)はその3分の1未満で、米國(guó)はかつてないほど不人気となった。
中國(guó)と米國(guó)を訪問した指導(dǎo)者がどこから來たのかを分析すると、過去30年間に國(guó)際外交で天地を覆すような変化が起きたことが分かる。
1990年代には、あらゆる地域の國(guó)家指導(dǎo)者が中國(guó)よりもはるかに多く米國(guó)を訪れた。米國(guó)は2000年代も魅力的な目的地であり続けたが、中國(guó)の経済軌道にますます引き込まれているアジアとオセアニアの指導(dǎo)者がより頻繁に中國(guó)を訪れるようになった。
その後、中國(guó)への訪問數(shù)はさらに増え、2010年代には、米國(guó)と比較して、中國(guó)はアジアとオセアニアの指導(dǎo)者による訪問數(shù)が3倍以上、アフリカの指導(dǎo)者による訪問數(shù)が2倍以上、東歐の指導(dǎo)者による訪問數(shù)がほぼ2倍となった。米外交の「裏庭」である南米?北米の指導(dǎo)者でさえ、中國(guó)への訪問を好むようになった。米國(guó)への訪問數(shù)が多いのは、中東と西歐の指導(dǎo)者だけだ。
注目すべきなのは、過去10年間で、韓國(guó)、ドイツ、フィリピン、タイ、シンガポール、ニュージーランドなど、多くの米國(guó)の同盟國(guó)やパートナーの指導(dǎo)者が米國(guó)を訪れるよりも頻繁に中國(guó)を訪れているということだ。フランスの指導(dǎo)者は両國(guó)を同じ頻度で訪問した。日本は指導(dǎo)者が中國(guó)よりも米國(guó)を多く訪問したアジアで唯一の國(guó)だ。英國(guó)、イタリア、オーストラリアの指導(dǎo)者も米國(guó)を優(yōu)先したが、その差は縮まっている。
世界の指導(dǎo)者による中國(guó)への訪問の増加は、國(guó)力の増大の表れでもあり、その因果関係の1つでもある。政府が多くの分野で影響力を持っている中國(guó)との商業(yè)的関係を構(gòu)築するためには、各國(guó)は外交的足がかりが必要だ。
19年には、中國(guó)は経済規(guī)模が米國(guó)よりも30%小さいにもかかわらず、世界の指導(dǎo)者による訪問數(shù)は米國(guó)の2倍となっており、ビジネスだけではこの差を説明できないことを示唆している。
中國(guó)は、「注意」と「努力」が外交に大いに役立つ可能性があり、指導(dǎo)者の訪問はより多くの二國(guó)間協(xié)定、投資、援助を生み出す傾向があることを認(rèn)識(shí)している。その國(guó)の指導(dǎo)者ほど影響力のある外交官はいない。外國(guó)の指導(dǎo)者が中國(guó)を訪問するたびに、中國(guó)の指導(dǎo)者がその外交政策目標(biāo)を前進(jìn)させるための特別な機(jī)會(huì)を提供している。
中國(guó)政府は近年、外交を重視し、中國(guó)外交部の影響力も拡大している。外交への投資が、他國(guó)の指導(dǎo)者に中國(guó)を訪問し、世界情勢(shì)における中國(guó)の立場(chǎng)を支持し、「一帯一路」を始めとする中國(guó)の構(gòu)想に參加するよう説得するのに役立っている。
「一帯一路」発展フォーラムや中國(guó)國(guó)際輸入博覧會(huì)、中國(guó)?アフリカ協(xié)力フォーラムの定例會(huì)議には、多くの國(guó)、特に中國(guó)の成長(zhǎng)を模倣したいと考え、國(guó)連総會(huì)などで中國(guó)を支持する発展途上國(guó)の指導(dǎo)者が出席している。
バイデン氏が世界で「米國(guó)のリーダーシップを再確立する」という公約を果たしたいのであれば、外交を復(fù)活させて拡大する必要がある。
日本、韓國(guó)、ドイツ、イスラエル、ヨルダン、アフガニスタンの指導(dǎo)者はすでにバイデン氏を訪れているのに対し、コロナ対策のためこれまでのところ中國(guó)を訪れた指導(dǎo)者はいない。アフリカ、アジア、南米の指導(dǎo)者へのホワイトハウスの招待狀がさらにいくらか役立つことは間違いない。(翻訳?編集/柳川)
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