中國(guó)メディアの澎湃新聞が9日付で掲載した記事は、東京五輪で金メダル獲得數(shù)が1位と2位だった米國(guó)と中國(guó)はともに、女子選手のメダル獲得數(shù)が多かったと指摘した。同記事は、米國(guó)の金メダル獲得數(shù)が39個(gè)で、中國(guó)に1個(gè)差にまで迫られたことについて、米國(guó)の國(guó)力低下とは無(wú)関係と主張した。記事の該當(dāng)部分は以下の通り。

東京五輪の中國(guó)代表団で、金メダル獲得の主力は女子選手であり、男性陣は明らかに見(jiàn)劣りした。米國(guó)にも同様の現(xiàn)象があった。

東京五輪の中國(guó)代表中、女子選手は298人で、男子選手の133人の2倍以上だった。獲得した金メダルのうち、女子選手による獲得は22個(gè)で、男子選手の獲得は13個(gè)、男女混合による獲得は3個(gè)だった。中國(guó)について言えば、女子選手が金メダル獲得の主力だった。

女子による金メダル獲得は、男子混合種目による獲得を0．5個(gè)として計(jì)算すれば、中國(guó)が23．5個(gè)で1位だった。米國(guó)は23個(gè)で2位、日本は14．5個(gè)で3位で、以下10位まではオーストラリアの10個(gè)、ROC（ロシアオリンピック委員會(huì)）の9．5個(gè)、英國(guó)の8個(gè)、ニュージーランドの6個(gè)、ドイツの5．5個(gè)、オランダとカナダの5個(gè)と続いた。

金メダル獲得ランキングの上位3國(guó)は、いずれも女子選手による獲得の方が多かった。中國(guó)の女子出場(chǎng)選手が多かったのは、チームの選手?jǐn)?shù)が十?dāng)?shù)人に上るサッカー、バスケットボール、バレーボール、ホッケー、水球で、女子チームは出場(chǎng)できたが、男子チームはいずれも出場(chǎng)を逃したことが影響した。

東京五輪で、米國(guó)は金メダル獲得數(shù)1位を確保はしたが、これまで強(qiáng)みを見(jiàn)せてきた種目も冴えない結(jié)果だった場(chǎng)合が多く、最終的に中國(guó)に1個(gè)差にまで迫られた。このことは、米國(guó)の國(guó)力低下と関係しているのだろうか。

舊ソ連は1988年のソウル大會(huì)で金メダル55個(gè)を獲得した。つまりスポーツにおいては極めて強(qiáng)勢(shì)だった。しかし國(guó)力全體は衰退しており、國(guó)として崩壊に向かっていた。

中國(guó)は2016年のリオ大會(huì)で、金メダル獲得數(shù)が26個(gè)という「谷間期」を迎えることになった。48個(gè)だった08年の北京大會(huì)、38個(gè)だった12年のロンドン大會(huì)と比べて大幅な後退だ。しかしこの時(shí)期、國(guó)力が大幅に増大していたことは明白だ。

スポーツの成績(jī)には當(dāng)然ながら、総合國(guó)力と関係するという法則が存在する。しかしながら、その時(shí)、その時(shí)の結(jié)果を、國(guó)力の「衰退」や「進(jìn)歩」の有効な指標(biāo)と考えるべきではない。

スポーツの成績(jī)を長(zhǎng)期的に見(jiàn)るならば、中國(guó)は1988年の金メダル獲得5個(gè)から、2大會(huì)連続で16個(gè)を獲得し、それ以降は30個(gè)以上の獲得が常態(tài)になった。これは明らかに、國(guó)力の向上によりもたらされたものだ。

米國(guó)は全體的に言えば、常に金メダル30個(gè)以上を確保する実力を持つ。（ある大會(huì)では）40個(gè)以上獲得した金メダルが、30個(gè)臺(tái)に減少することは、歴史において時(shí)おり発生することであり、國(guó)力が衰退したということではない。

傑出した選手が引退したり、天才的なライバルが出現(xiàn)したり、さらには自國(guó)での開催か異郷に乗り込んで慣れない環(huán)境での戦いか。代表団の成績(jī)に金メダル獲得數(shù)で10個(gè)以上の変動(dòng)があるのは、普通のことだ。

米國(guó)はスポーツで強(qiáng)みを持つが、中國(guó)と比べても世界全體と比べても、総合的に差が縮まっていることが見(jiàn)て取れる。これはよいことだ。というのは中國(guó)が、そして世界がスポーツにおいて先進(jìn)的な経験を絶えず吸収していることを示しているからだ。その先進(jìn)的な経験の一部は米國(guó)からもたらされたものだ。各國(guó)の天才が絶えず世界記録を破り、人々を驚嘆させ首を傾げさせてしまうような成績(jī)を殘している。

2008年の北京大會(huì)で出現(xiàn)した、ボルト選手による衝撃は、そのよい例だ。ボルト選手の出現(xiàn)は、陸上競(jìng)技の世界における大幅なレベルアップという影響をもたらした。そして近年になり、世界各地で陸上の素晴らしい選手が大量に出現(xiàn)している。同様の現(xiàn)象はサッカーでも発生しており、世界の多くの國(guó)でサッカーのレベルが大幅に向上しつつある。（翻訳?編集/如月隼人）