中國(guó)メディアの新浪は10日、なぜ陳夢(mèng)（チェン?モン）は伊藤美誠(chéng)と対戦しなかったのかとする記事を掲載した。

記事は、今夏の東京五輪の卓球競(jìng)技で中國(guó)は金メダル4個(gè)、銀メダル3個(gè)を獲得し、結(jié)果として「世界の卓球界における支配力を保持した」と指摘。一方で、「ファンが理解できなかったこと」として世界ランク1位の陳夢(mèng)が日本のエースである伊藤と対戦しなかったことを挙げ、「（中國(guó)卓球界は）いったい誰(shuí)の時(shí)代になるのか」と疑問を呈した。

そして、陳夢(mèng)が女子シングルスで孫穎莎（スン?インシャー）を下して優(yōu)勝した際に、「自分の時(shí)代が來た」と語(yǔ)ったことを挙げた上で、「陳夢(mèng)と伊藤はランキング1位と2位。シングルスでも団體戦でも対戦する機(jī)會(huì)がなかったことはファンにとっては非常に殘念だった。ファンは、孫穎莎が『地雷除去兵』の役割を擔(dān)ったと見ている」とした。

その上で、「陳夢(mèng)の時(shí)代なのに、最強(qiáng)のライバルである伊藤と対戦できなかったというのはいささか申し開きができないのではないか」とする一方、「孫穎莎を伊藤と対戦させることは、中國(guó)のコーチ陣が望んでいたことだったようだ」と述べた。

その理由として、「現(xiàn)在は陳夢(mèng)の時(shí)代ではあるが、今後10年の（卓球界の）主要な流れは孫穎莎と伊藤が擔(dān)っていくことになる。卓球界の新陳代謝は速く、2019年當(dāng)時(shí)は東京五輪代表の有力候補(bǔ)は丁寧（ディン?ニン）と朱雨玲（ジュー?ユーリン）だったが、1年延期されるとこの2人は代表入りを逃し、陳夢(mèng)の時(shí)代が到來した」と説明した。

そして、「孫穎莎は中國(guó)代表が育成してきた新世代の力だ。19年に突如として爆発し、東京五輪までに飛躍的に向上した。彼女の先進(jìn)的な技術(shù)と実力、強(qiáng)心臓を評(píng)価したコーチ陣も、今後10年は孫穎莎の時(shí)代だと確信している」とし、「孫穎莎と伊藤は今後10年間、ライバルであり続ける。そのため、伊藤との対戦には積極的にぶつける。彼女は単なる『地雷除去兵』ではない。孫穎莎は今後10年、伊藤にとっての『悪夢(mèng)』であり続ける必要があるのだ」と論じた。（翻訳?編集/北田）