2021年8月10日、米華字メディア?多維新聞は、世界が新型コロナウイルスとの共存を模索する中で、「ゼロ感染」をかたくなに推進(jìn)する中國(guó)が世界から隔絶される可能性があるとする、米メディアの報(bào)道を伝えた。

記事は、米ブルームバーグの9日付記事を引用。中國(guó)では8月に入ってデルタ株による感染が多くの省で見つかっており、各地で局地的なロックダウンや旅行制限、大規(guī)模な感染検査の実施といった措置が取られていると伝え、中國(guó)政府が「ゼロ感染」の実現(xiàn)を目指していることが如実にうかがえるとした。

そして、中國(guó)政府は北京五輪や第12回共産黨大會(huì)がある來年までは少なくとも「ゼロ感染」を目標(biāo)とした厳しい感染防止措置體制を取り続け、その後も継続する可能性があるとする一方で、厳しい感染防止戦略による経済的、政治的な代償も高まり続けており、変異株の発生により防疫の壁がいとも簡(jiǎn)単に突破されるリスクも抱えていると伝えた。

その上で、伝染病が専門の陳錚鳴（チェン?ジョンミン）オックスフォード大學(xué)教授が「中國(guó)は早晩、抑え込み方式の戦略を諦めざるを得ない」としつつ、「ゼロ感染」という思考がすでに固定化してしまっているために、進(jìn)んで戦略の調(diào)整を行いたがらない可能性があることに懸念を示したと紹介している。

また、中國(guó)の「ゼロ感染」戦略は投資家にも影響を及ぼしており、中國(guó)の投資會(huì)社?上海保銀投資管理有限公司のアナリストが「中國(guó)の貿(mào)易政策は中國(guó)國(guó)內(nèi)の環(huán)境を安全にする一方で、外部との隔絶という代償も生む」との見解を示したことを紹介。厳しい入國(guó)規(guī)制によって幹部が中國(guó)に入國(guó)できない狀況が続いている外國(guó)企業(yè)関係者の間でも憂慮が広がっており、中國(guó)歐州商工會(huì)議所のヨルグ?ヴトケ會(huì)長(zhǎng)も「もし中國(guó)が引き続き容赦ない措置を講じ続けるようであれば、他國(guó)が門戸を開く中で中國(guó)は『孤島の上で世の中から隔絶される』ことになるかもしれない」と語ったことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）