中國(guó)メディアの第一財(cái)経は11日、「中國(guó)市場(chǎng)で3％に満たないシェア、韓國(guó)車は暗い時(shí)間に陥った」と題する記事を掲載した。

記事はまず、韓國(guó)車の今年7月のシェア（卸売りベース）は2．5％にとどまり、2020年は3．5％だったと説明。韓國(guó)の現(xiàn)代自動(dòng)車の現(xiàn)地合弁會(huì)社?北京現(xiàn)代については「北京地區(qū)にある第1工場(chǎng)を売卻するとの情報(bào)が少し前に出た」とし、韓國(guó)の部品メーカーの間に懸念が広がっていることを指摘した。

記事によると、第1工場(chǎng)は2002年に正式に操業(yè)を開始し、最盛期の年間生産臺(tái)數(shù)は約30萬臺(tái)だった。中國(guó)國(guó)內(nèi)の5工場(chǎng)を合わせた生産能力は165萬臺(tái)。ただ、19年には第1工場(chǎng)の操業(yè)停止と人員削減に関するニュースがたびたび流れ、現(xiàn)在の販売狀況から見ると北京現(xiàn)代の設(shè)備稼働率は30％前後にとどまっている。16年の年間販売臺(tái)數(shù)は100萬臺(tái)を突破したが17年から縮小が続き、20年は50萬臺(tái)程度に落ち込んだ。北京現(xiàn)代は同年、中國(guó)?乗用車市場(chǎng)信息聯(lián)席會(huì)（乗聯(lián)會(huì)）の自動(dòng)車メーカー販売臺(tái)數(shù)ランキングで初めて上位15社からもれ、販売不振を受けてディーラーの數(shù)もピーク時(shí)から2～3割減っているようだ。

業(yè)界では、「北京現(xiàn)代は市場(chǎng)の変化に基づく戦略、車種のイノベーションを行って來ず、國(guó)産化のプロセスは比較的緩慢。たくさんの似た車種を発表してマーケティング資源の配分にむらが生じたのと同時(shí)に、市場(chǎng)の変化に素早く対応できなかったことで自己革新の機(jī)會(huì)を逃した」などと受け止められているという。

記事は「昨年から、北京現(xiàn)代は新舊のモデルを同時(shí)に販売する戦略を調(diào)整した。この他、下半期からは複數(shù)の車種で新車を次々と発表しているがはっきりした新車効果がまだ出ていないのが現(xiàn)狀だ」と指摘するとともに、現(xiàn)代自動(dòng)車グループ傘下の起亜自動(dòng)車の現(xiàn)地合弁會(huì)社?東風(fēng)悅達(dá)起亜についても「北京現(xiàn)代と似た境遇」として過去4年間の販売臺(tái)數(shù)はそれぞれ35萬9500臺(tái)、37萬臺(tái)、28萬9800臺(tái)、24萬9000臺(tái)だったと言及。さらに東風(fēng)悅達(dá)起亜はこの2年で新車投入のペースを加速し、製品構(gòu)成面でも調(diào)整を行ったが、同社にしろ北京現(xiàn)代にしろ、調(diào)整を経ても苦境から脫していないと指摘し、「韓國(guó)車は中國(guó)市場(chǎng)でずっと『コストパフォーマンス』路線を歩んできたため、消費(fèi)者から『廉価』のレッテルが貼られた」と伝えた。この他、両社ともこの2年は大型車、高級(jí)化の方向を目指してきたが、これまでのところさほどの効果は見られないという。

記事によると、乗聯(lián)會(huì)の崔東樹（ツイ?ドンシュウ）秘書長(zhǎng)は「世界市場(chǎng)で韓國(guó)車は好調(diào)だが、中國(guó)市場(chǎng)でだけ受身的だ。韓國(guó)車の主な問題は市場(chǎng)のリズムを正確に刻んでおらず、中國(guó)市場(chǎng)での戦略に問題があったことだ。國(guó)內(nèi)のSUV市場(chǎng)が急成長(zhǎng)した時(shí)期、韓國(guó)車のモデルチェンジは間に合わず、消費(fèi)者のニーズを満足させることができなかった」と述べ、「韓國(guó)車が事態(tài)を打開する上で直面する困難は小さくない。重要なのは中國(guó)市場(chǎng)での投資に確固たる自信を持つこと、現(xiàn)地化の取り組みをしっかり行うことだ」と指摘している。（翻訳?編集/野谷）