2021年8月12日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、原爆記念日を巡るツイッター上の騒動(dòng)から「日本の歪んだ歴史認(rèn)識(shí)がうかがえる」とする、中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究院の項(xiàng)昊宇（シアン?ハオユー）氏による評(píng)論記事を掲載した。以下はその概要。

長(zhǎng)崎原爆記念日の8月9日、駐日ドイツ大使館がTwitterに「ドイツと日本の民族主義、軍國(guó)主義が引き起こした戦爭(zhēng)」と書(shū)き込んだところ、多くの日本のネットユーザーが「日本の戦爭(zhēng)は自衛(wèi)戦爭(zhēng)だった」などと反発した。日本の8月は侵略を風(fēng)化、美化させるような雑音が流される「感傷の季節(jié)」であり、日本社會(huì)の歴史認(rèn)識(shí)を観察する上で重要な機(jī)會(huì)なのである。

まず、日本は軍國(guó)主義の歴史に対して完全に反省しているわけではなく、反省の角度も非常に狹い。日本が作る各種戦爭(zhēng)ドキュメンタリーは広島や長(zhǎng)崎の悲劇を訴え、軍國(guó)主義勢(shì)力の盲目的な行動(dòng)を批判する內(nèi)容で、他にも神風(fēng)特攻隊(duì)や満蒙開(kāi)拓參加者の悲劇など感情に訴えるものもある。戦爭(zhēng)を知らない若い世代が見(jiàn)れば、日本を「悲しい被害者」と認(rèn)識(shí)することになる。一方で、日本が「加害者」として何をしてきたかを知ることはないのである。

また、日本の政治は右傾化、保守化の危険性を孕んでいる。日本の誤った歴史認(rèn)識(shí)の根源の一つは、米國(guó)による日本の改造が不十分で、反共という名目のもとで軍國(guó)主義の殘黨に寛容な態(tài)度を取ったことにある。その結(jié)果政治の世界で保守勢(shì)力が生き殘り、「55年體制」で保守と革新の二大政黨體制が生まれるも程なく保守側(cè)である自民黨の一黨優(yōu)位體制が気づかれ、革新政黨の旗頭だった社會(huì)黨はやがて社民黨へと変わり、現(xiàn)在の勢(shì)力は風(fēng)前の燈火になっている。

さらに、日本で喧伝されている「中國(guó)脅威論」が、誤った史観と繋がっている。一部の日本人は、今の中國(guó)の臺(tái)頭を近代日本が歩んだ道とオーバーラップさせており、中國(guó)が「日本への復(fù)讐の道」を進(jìn)むことを恐れているのだ。

悲慘な戦爭(zhēng)は遠(yuǎn)い昔の話になりつつあるが、歴史の記憶が色褪せることはない。一方で歴史を記念することは敵意や恨みを持ち続けるためではない?！笟s史を鏡とし未來(lái)に向かう」ことが國(guó)交正常化後の日中両國(guó)の約束だ。日本の一部政治家は、軍國(guó)主義の加害の歴史を正視してこそ、アジアの隣國(guó)と未來(lái)の良好な関係を築けるという點(diǎn)を認(rèn)識(shí)しなければならない。（翻訳?編集/川尻）