新型コロナウイルス感染癥や洪水など複數(shù)の打撃を受ける中で、中國経済は引き続き好調(diào)だろうか。中國國家統(tǒng)計局が16日、この問いに答えを出した。「7月の國民経済は安定回復(fù)傾向が続いた」という。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

■一部の主要指標(biāo)は低下したが、引き続き合理的な範(fàn)囲內(nèi)に

今年7月には外部の不確実要因の増大、中國國內(nèi)の洪水や感染癥の影響を受けて、一部の主要指標(biāo)の増加率が低下した。

うち7月の社會消費財小売総額は前年同期比8．5％増で、増加率は前月比3．6ポイント低下した。1-7月の全國固定資産投資（農(nóng)家を含まず）は同10．3％増で、増加率は1-6月比2．3ポイント低下した。

同局の付凌暉（フー?リンフイ）報道官は、「しかし累計を見ると、主要マクロ指標(biāo)は引き続き合理的な範(fàn)囲に収まっており、経済は全體として回復(fù)傾向が続いた」との判斷を示した。

経済成長をけん引する「トロイカ」を見ると、投資は安定して増加し、1-7月は同10．3％増、2年間の平均増加率は4．3％だった。市場の販売狀況は増加傾向を維持し、1-7月の社會消費財小売総額は前年同期比20．7％増、2年間の平均増加率は4．3％で、基本的安定を保った。輸出入が急増し、1-7月の物品輸出入額は前年同期比24．5％増、2年間の平均増加率は10．6％だった。

2大項目が段階的な飛躍を遂げたことが注目される。まず1-7月には全國のインターネット小売額が7兆1108億元に達して、7兆元（約119兆円）の大臺を突破した。次に同期の分譲住宅の売上高は10兆6430億元に達して、10兆元（約170兆円）の大臺を突破した。

■雇用や物価などの民生指標(biāo)は全體的に安定

雇用や物価など人々の生活と密接に関わる民生指標(biāo)は、全體的に安定を維持した。

都市部では雇用が持続的に増加した。1-7月の全國都市部の新規(guī)雇用者數(shù)は822萬人に達し、通年の目標(biāo)の74．7％を達成した。7月の全國都市部調(diào)査失業(yè)率は5．1％で、前月比0．1ポイント上昇した。

付報道官は「5．1％の失業(yè)率は前年同期の水準(zhǔn)を下回っただけでなく、19年同期の水準(zhǔn)も下回った。7月は大學(xué)を卒業(yè)した人が集中的に労働市場に參入するため、一般的に6月から7月にかけては失業(yè)率の上昇幅が大きくなる。しかし今年の7月を6月と比べると、上昇幅は感染癥前の水準(zhǔn)よりも低く、ここから雇用情勢が全體として安定を保ったことがわかる」と指摘した。

消費者物価指數(shù)（CPI）は緩やかに上昇した。7月のCPIは前年同期比1．0％上昇し、上昇幅は前月より0．1ポイント低下した。このうち豚肉価格の低下幅が43．5％と大きかった。

付報道官は今後の物価情勢について、「農(nóng)業(yè)生産が全體的に安定し、工業(yè)とサービス業(yè)の供給力は高く、供給を保障し物価を安定させる措置は有力で、消費者物価は緩やかな上昇傾向を保つだろう」との見方を示した。

■通年の経済指標(biāo)増加率は前高後低に

7月の國民経済は安定回復(fù)傾向が続いた。しかし注意しなくてはならないのは、世界では今なお感染癥が拡大を続け、外部環(huán)境がより複雑で厳しくなり、中國國內(nèi)では複數(shù)の地點で散発的に報告される感染と自然災(zāi)害が一部の地域の経済に影響を及ぼし、経済回復(fù)には依然として不安定さとアンバランスさがあることだ。

付報道官は次の段階の経済情勢について、「下半期は、（比較の対象となる）昨年の経済が感染癥の影響を受けたことから、全體として前低後高になり、今年全體では昨年の基數(shù)の影響により、通年の主要経済指標(biāo)の増加率が前高後低という狀況になるだろう」との判斷を示した。

付報道官は、「今年上半期の狀況から考えて、2年間の平均増加率が全體的に加速傾向を維持するだろう。今年上半期の経済の2年間の平均増加率は5．3％で、第1四半期（1-3月）を0．3ポイント上回り、ここから経済が全體として回復(fù)傾向を保ったことがわかる。総合的に見て、下半期の中國経済は引き続き安定回復(fù)傾向を保ち、主要マクロ指標(biāo)は合理的な範(fàn)囲を保ち、発展の質(zhì)が上昇を続けるだろう」とした。

消費を見ると、下半期は個人の収入増加、消費環(huán)境の改善に伴って、個人消費が引き続き回復(fù)する見込みだ。投資を見ると、今年は第14次五カ年計畫の実施1年目であり、同計畫の一部の重要プロジェクトが続々と建設(shè)をスタートする。輸出入の狀況を見ると、グローバル経済は全體として回復(fù)傾向にある。グローバル経済貿(mào)易環(huán)境の改善は輸出入の増加にとってプラスになる。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）