文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は17日、15日にカザフスタンから遺骨が返還された獨(dú)立運(yùn)動家の洪範(fàn)図（ホン?ボムド）に、建國勲章大韓民國章を授與した。8月18日、韓國メディア?マネートゥデイが報じた。

洪範(fàn)図は、日本による植民地時代の1920年に舊満州で朝鮮獨(dú)立軍が日本軍と戦って勝利を収めた「鳳梧洞（ポンオドン）戦闘」の功労者であり、抗日武裝闘爭の象徴的な人物とされる。22年にはソ連の共産黨に入黨するが、スターリンの朝鮮人制移住政策によりカザフスタンに移住した後、43年10月25日に75歳で死去している。

文大統(tǒng)領(lǐng)は同日の午前、大統(tǒng)領(lǐng)府の忠武室で行われた式典において、「洪將軍は日本軍も『空を飛ぶ將軍』と呼んで恐れたほど勇敢だったが、カザフスタンではその慈悲深さと謙虛さで高麗人共同體の団結(jié)と発展に寄與した」と説明。洪將軍が余生を送ったカザフスタンのカシムジョマルト?トカエフ大統(tǒng)領(lǐng)も式典に參加する中、文大統(tǒng)領(lǐng)は洪範(fàn)図將軍記念事業(yè)會のウ?ウォンシク理事長に勲章を授與した。

また文大統(tǒng)領(lǐng)は、「韓國とカザフスタンの友情は単なる外交関係ではない」とし、「両國の間には洪範(fàn)図將軍と高麗人の同胞がおり、包容と共存の力で苦難の歴史を乗り越えてきた共通の経験がある」と強(qiáng)調(diào)?！高z骨の返還に格別の支援をしてくださったトカエフ大統(tǒng)領(lǐng)とカザフスタンの政府に、韓國國民を代表して深く感謝を申し上げる」と語った。

建國勲章とは韓國の建國や國家の礎(chǔ)を築く上で顕著な功績を殘した人に與えられる勲章であり、大韓民國章は5等級（大韓民國章、大統(tǒng)領(lǐng)章、獨(dú)立章、愛國章、 愛族章）のうち第1級に該當(dāng)する最高の建國勲章だという。洪範(fàn)図は62年にも抗日武裝闘爭の功績を認(rèn)められ、建國勲章の大統(tǒng)領(lǐng)章を受章しているが、今回は獨(dú)立運(yùn)動に生涯を捧げた功績に加え、國民の獨(dú)立精神を呼び覚まし、國民統(tǒng)合と愛國心の高揚(yáng)に寄與した功績を稱えるため、59年ぶりに追加で敘勲が行われた。

この記事を見た韓國のネットユーザーからは、「なぜ洪將軍の遺骨を返還させたのかと思ったら、彼は共産主義者だったのか」「洪範(fàn)図は北朝鮮の共産黨と手を結(jié)び、自由民主主義を志向して獨(dú)立運(yùn)動に參加した多くの人々を殺してる。なぜ文大統(tǒng)領(lǐng)が洪範(fàn)図ばかり優(yōu)遇するのかよく分かる」「洪範(fàn)図はロシアの共産黨に獨(dú)立軍の情報を提供して、皆殺しにさせようとした人物だぞ」「さまざまな疑惑のある人物だから、大統(tǒng)領(lǐng)が彼の功績と罪をきちんと分けて説明して疑惑を解消すべき」「62年に一度勲章を受章してるのに、追加で授與して等級を上げようだなんて、ただのショーにすぎない」など、批判的なコメントが多く寄せられている。（翻訳?編集/丸山）