中國(guó)で東京五輪出場(chǎng)選手らを勝手に商標(biāo)登録しようとする動(dòng)きが相次いでいることについて、中國(guó)オリンピック委員會(huì)が聲明を発表した。米華字メディア?多維新聞などが伝えた。

東京五輪閉幕後、中國(guó)で多くの有名選手の名前がさまざまな業(yè)者によって商標(biāo)登録申請(qǐng)されている。中でも最も勢(shì)いがあるのが、女子高飛び込みで圧巻の演技を見せ金メダルを獲得した14歳の全紅嬋（チュエン?ホンチャン）。今月15日までに19件の申請(qǐng)があり、食品、衣服、靴、帽子、日用品などその種類は多岐にわたる。報(bào)道によると、19件はいずれも現(xiàn)在審査中だという。

申請(qǐng)が最も多いのは競(jìng)泳男子200メートル個(gè)人メドレーで金メダルを獲得した汪順（ワン?シュン）。これまでに53件の申請(qǐng)があり、このうち41件は金メダル獲得から1週間以內(nèi)に出されたものだ。伊藤美誠(chéng)との対戦でも注目を集めた卓球の孫穎莎（スン?インシャー）も人気で、すでに2件が審査を通過しているという。

なお、「伊藤美誠(chéng)」も2016年6月に深センの企業(yè)によって「健康器具」などで2件の申請(qǐng)が出されていたが、いずれも「無効」となっている。

このほかにも、陸上男子100メートルでアジア記録を更新する9秒83をマークした蘇炳添（スー?ビエンティエン）の名前も4件の申請(qǐng)があり、そのうち1件は審査を通過した。エアピストルでメダルを獲得した龐偉（パン?ウェイ）の名前を申請(qǐng)した北京市の射撃訓(xùn)練場(chǎng)は「訓(xùn)練カリキュラムの編成に本人が関わった」としていたが、調(diào)査の結(jié)果、全く関與していなかったことが分かったという。

相次ぐ勝手な商標(biāo)登録申請(qǐng)を受け、中國(guó)オリンピック委は18日に聲明を発表?！干鐣?huì)の各界が関連するビジネス活動(dòng)を展開する場(chǎng)合は、理性を保ち、選手の合法的な権益を尊重し、関連の法規(guī)定を順守すべき。選手本人や未成年であればその監(jiān)督者の承諾なく、オリンピックアスリートの氏名を商標(biāo)登録したり権利を侵害する行為を行ってはならない」とし、選手らには法的責(zé)任を追及する権利があると警告している。（翻訳?編集/北田）