なぜ「米國は最終的に臺灣を見捨てる」と言えるのか―中國紙社説

Record China    2021年8月21日(土) 18時20分

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18日、環(huán)球時報は、「米國は必ずや最終的に臺灣を見捨てる」としてその理由を論じた社説を掲載した。寫真は臺灣総統(tǒng)府。

2021年8月18日、中國紙?環(huán)球時報は、「米國は必ずや最終的に臺灣を見捨てる」としてその理由を論じた社説を掲載した。以下はその概要。

サリバン米大統(tǒng)領(lǐng)補佐官(國家安全保障擔當)が17日、アフガニスタンから米軍撤退に関連する「米國は臺灣を見捨てるか」との質(zhì)問に対して「臺灣の狀況はアフガニスタンとは異なる。臺灣との約束はこれまで通り堅いものだ」と語った。

しかし、米國が臺灣を見捨てるか否かはそもそも時勢の問題であり、米臺雙方の少數(shù)エリートの意思によって変わるものではない。中國本土のパワーがさらに強まり、軍事衝突への備えが萬全となれば米國は最終的に臺灣を見捨てることになるだろう。

まず、米國內(nèi)には臺灣海峽に出兵して臺灣を守るという正式な文書が存在しない。次に、中國が核兵器を所有し、軍備を強化する中で米國は臺灣海峽での戦闘で勝利する確信を持てずにいる。そして、民進黨政権が「米國は戦略上臺灣を放棄したりしない」という考えに甘んじており、全島挙げて戦闘に臨み「玉砕」も辭さないという闘志を持っていない。

米國は臺灣政権を守るコストが利益を上回った時點で、臺灣を見捨てるだろう。1949年、米國は國民黨をもはや助けきれないと悟り、切り捨てた。79年には中國本土との國交樹立が米ソ冷戦でメリットになると認識し、外交上で臺灣を見捨てた。巨大な代償を払っても臺灣を守れる希望がないとなれば、米國は「ダメージが軽いほう」を選ぶのである。

さらに、米國にとって臺灣の放棄は大きなダメージを意味しない。米中間のパワーバランスの変化はもはや隠しようのない事実であり、臺灣海峽を掌握し続けられるという幻想は時間の推移に伴いますます米國政府を疲弊させている。中臺統(tǒng)一の受け入れは臺灣に取って苦い果実であるものの、この苦い果実も熟れて自然と落ちる時期がやって來るのだ。

そして、先行きが不透明な時には、現(xiàn)実主義が決定的な役割を果たすことになる。中國本土がひとたび臺灣に攻め入れば、米國が反応するまでタイムラグが発生する間に新たな臺灣海峽の現(xiàn)実が形作られる。國の命運をかけた戦爭を起こしてこの新たな事実を翻すようなことをする理由は、米國にはないのである。(翻訳?編集/川尻

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