2021年8月19日、観察者網(wǎng)は、東京五輪で活躍した日本人アスリートの氏名が中國(guó)で商標(biāo)登録を申請(qǐng)されていたことが発覚し、日本のネットユーザーから怒りの聲が出ていると報(bào)じた。

記事は、東京五輪スケートボード?ストリート男子で金メダルを獲得した堀米雄斗、そして卓球混合ダブルスで金メダルを獲得した伊藤美誠(chéng)の2人の氏名について、中國(guó)で商標(biāo)登録の申請(qǐng)が出されていると日本メディアが報(bào)じたと紹介。日本のネットユーザーから「本當(dāng)になんでもありだな」「金もうけのためなら他國(guó)の人さえも利用する」「あきれて物が言えない」といった感想が寄せられたと伝えた。

その上で、中國(guó)の商標(biāo)局公式サイトの情報(bào)を照會(huì)したところ、堀米については確かに7月28日に登録申請(qǐng)が行われており、服裝、靴、帽子製品が対象とされ、申請(qǐng)者は「夏勤波」という個(gè)人名義だったとした。一方で、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では登録申請(qǐng)が行われたばかりであり「申請(qǐng)文書(shū)の內(nèi)容、形式に問(wèn)題がなければ申請(qǐng)は通る。ただ、それは商標(biāo)審査に合格したことを表すものではない」と説明した。

そして、商標(biāo)登録は申請(qǐng)から審査、公告に至るまでにいくつかの段階を踏む必要があり、そのプロセスには12カ月かかると指摘。過(guò)去にもアスリートの名前を使用した同様の商標(biāo)申請(qǐng)問(wèn)題が発生しており、登録成功率は決して高くないと伝えている。

中國(guó)ではこのところ、東京五輪に出場(chǎng)した中國(guó)人アスリートの氏名を本人の許可なく勝手に商標(biāo)登録申請(qǐng)するケースが相次いでいた。この狀況を受けて中國(guó)オリンピック委員會(huì)が18日にSNSアカウントを通じて「本人の許可を取っていない場(chǎng)合、五輪アスリートの氏名を用いて悪意ある商標(biāo)登録を行ってはならず、このような行為があった場(chǎng)合には速やかに登録申請(qǐng)を撤回すべし」と通達(dá)している。

記事はさらに、伊藤の商標(biāo)登録について「実際、5年前の話(huà)だった」とし、深セン市の企業(yè)が2016年6月21日に服裝、スポーツ用品分野で商標(biāo)登録申請(qǐng)を行ったものの、17年4月に卻下されており「現(xiàn)在は無(wú)効狀態(tài)にある」と伝えた。（翻訳?編集/川尻）