中國(guó)の全國(guó)人民代表大會(huì)常務(wù)委員會(huì)は20日、人口與計(jì)劃生育法（人口と計(jì)畫出産法）を改正した。同改正により、中國(guó)では夫婦1組が3人までの子を持つことが認(rèn)められることになった。中國(guó)は2013年に、それまでの強(qiáng)力な産児制限の緩和を開始したが、出生率の低迷が続いていた。

人口の増減を予想するための指標(biāo)としては、15歳から49歳までの女性1人が出産する子の數(shù)を示す「合計(jì)特殊出生率」（以下、「出生率」）がある。中國(guó)では産児制限などが実施されていたこともあり、中國(guó)メディアの澎湃新聞が17年に発表した記事によると、中國(guó)ではそれまでの10年間あまり、「出生率」がおおむね1．6－1．7程度で推移する狀態(tài)だった。

「出生率」が2．0以下の場(chǎng)合、將來は人口が減少していくと予想される。中國(guó)は13年11月には、「夫婦のどちらかが一人っ子の場(chǎng)合には、その夫婦は2人目の子を持ってよい」と規(guī)制を緩和し、15年には、「夫婦本人の兄弟姉妹の數(shù)に関係なく、2人目の子を持ってよい」と、規(guī)制をさらに緩和した。しかし、「出生率」にさしたる変化はなかった。

中國(guó)新聞社は今回の「3人目の子を容認(rèn)」の政策変更に関連し、人口調(diào)査により20年における中國(guó)の「出生率」は、國(guó)際社會(huì)で通常は認(rèn)められる警戒線の1．5を切って、1．3にまで低下したと紹介。さらに「出生數(shù)が低いことによるリスクの可能性があると考える人もいる。関連事項(xiàng)の調(diào)査により、中國(guó)の今年の出産數(shù)も依然として低い情勢(shì)」と指摘した。

中國(guó)新聞社によると、中國(guó)共産黨や政府には「出産、育児、教育の費(fèi)用がたえず上昇していることが、『生みたくない、生む勇気がない』という感情に結(jié)びつく重要な要因」との認(rèn)識(shí)があるという。

中國(guó)中央政府?國(guó)家衛(wèi)生健康委員會(huì)の于學(xué)軍副主任は、今回の「人口と計(jì)畫出産法」の改正について、出産と子育てについての支援策を積極的に導(dǎo)入し、出産、育児、教育についての家庭の負(fù)擔(dān)を軽減すると説明。また、託児サービスを充実させたり、実施が可能である地方については育児休暇の制度を拡大する道を模索すると説明した。（翻訳?編集/如月隼人）