中國の女性アイドルグループTHE9のリウ?ユーシン（劉雨昕）が、ライブ配信で口にした新型コロナウイルスに関する発言に批判が集まったことで、中國版ツイッター?微博（ウェイボー）に謝罪文を投稿した。

昨年大人気となったオーディション番組「青春有你2」（Youth With You 2）から誕生したTHE9で、得票數(shù)トップでメンバーになったのが、中性的な魅力で注目されたリウ?ユーシン。2016年に蜜蜂少女隊のメンバーとしてデビューして19年に解散後、同番組に出演して現(xiàn)在はTHE9およびソロ歌手として活躍している。

このほど、數(shù)カ月前にライブ配信されたインタビューで、過去1年間の活動について聞かれたリウ?ユーシンが、「新型コロナウイルスに感謝している。みんなが在宅して番組を見てくれるようになったから」と語った部分がネットに登場し、注目の的に?，F(xiàn)場で奮闘してきた醫(yī)療従事者、感染による死者やその遺族、患者全員を冒とくする発言だとして猛批判を浴びることとなった。

23日、リウ?ユーシンはウェイボーに謝罪文を投稿。冒頭で醫(yī)療従事者への感謝と、國民が共に感染と戦ってきたことへの思いを述べ、さらに「言葉にあやふやな部分があり、放送中に訂正したものの、皆さんの誤解を招いてしまいました」と説明。「今後はより一層、慎重に発言するようにします」と記している。

なお同日、THE9のウェイボーの公式アカウントも聲明文を発表。問題のインタビューでリウ?ユーシンは誤りに気付いてすぐ訂正したものの、その一部を切り取ってネットに上げるのは悪質(zhì)な行為だと指摘し、この件での批判が続いた場合は法的措置も検討するとしている。

ネットユーザーからはリウ?ユーシンの軽率な発言を問題視するも、「インタビューを通して見れば一部分の切り取りだったことが分かる」「數(shù)カ月前の番組を、しかもわざわざ問題部分だけ切り取って拡散するのは悪意しかない」「確かにコメント力はもっと磨くべきだが、事情が分かれば批判されるべきではない」といった擁護(hù)の聲が多くなっている。（Mathilda）