2021年8月24日、米華字メディアの多維新聞は、20日に四川省成都でデビューしたアイドルグループ「PANDABOYS（天府少年団）」について、中國(guó)國(guó)內(nèi)で批判の聲が上がっていることを伝えた。

記事ははじめに、中國(guó)中央テレビ（CCTV）の8月24日付のネット記事を引用し、「近年、オーディション番組の流行やファン経済の発展により、『アイドル育成』の考え方やフォーマットが人々に知られるようになり、蕓能界のスター育成産業(yè)に深刻な影響を與えている」「育成型のアイドルは、平均年齢13歳でデビューしたTFBOYSのように、10代の少年少女がレッスンで蕓を磨き、オーディション番組でデビューするのが一般的だった」「アイドルと共に歩み、最終的に素人がスターへと成長(zhǎng)する過(guò)程を『子育て』のような気持ちで見屆けるファンをつかむことで、番組制作者や蕓能事務(wù)所はスポットライトを浴びる前のアイドルとファンの粘著力を強(qiáng)化できるうえに、『子育て』の途中でも大きな収益をあげることができる」「年齢が若いほど、伸びしろは大きいため、多くの低年齢のアイドルが注目を浴びる一方で、アイドル経済でおいしい思いにありつけるように期待されている」と現(xiàn)狀を紹介した。

記事によると、20日にデビューシングルを発表したアイドルグループ「PANDABOYS（天府少年団）」は7人のメンバーで構(gòu)成されており、メンバーの平均年齢は8歳で、最年少が7歳、最年長(zhǎng)が11歳だという。この件について、ネット上では「『子育て』じゃなくて『育成』がしたいんだ」「こんな年齢の子どもたちにはもっと勉強(qiáng)させたり、子どもの時(shí)間を楽しませたりすればいいじゃないか。なぜ金もうけの道具にするんだ」「次は赤ちゃんのアイドルグループがデビューするんじゃないか」などの聲が上がっているという。

記事は「PANDABOYS（天府少年団）」のような低年齢のアイドルのデビューについて、「多くの未成年をアイドルとして蕓能界に押し込むということは、一方で彼らを正常な生活や學(xué)習(xí)環(huán)境から遠(yuǎn)ざけることを意味し、あまりにも早い段階で繁多で複雑な蕓能界に觸れれば、彼らが心身の健康を害するおそれがある。同時(shí)に『なるべく早くデビューした方がいい』という間違った価値観を社會(huì)に植え付け、判斷力の弱い青少年を誤解させてしまう」とし、「アイドル養(yǎng)成に関連する産業(yè)の発展のために、未成年者の健康的な成長(zhǎng)を犠牲にしてはならない。行き過(guò)ぎたアイドルの低年齢化には、當(dāng)局が管理のメスを入れるべきだ」と論じた。

最後に「関係當(dāng)局はアイドル育成型の番組に対して監(jiān)視を強(qiáng)化し、アイドルを利用して不當(dāng)な金銭の搾取をたくらむ悪しき風(fēng)潮に歯止めをかけ、未成年者の合法的な人権と利益を保護(hù)しなければならない」「蕓能事務(wù)所やネットのプラットフォームも目先の成功や利益を求めるような浮ついた風(fēng)潮に流れることなく、人徳と蕓能ともに優(yōu)れた蕓能人を養(yǎng)成することに主體的な責(zé)任を負(fù)わなければならない」「多方面の協(xié)力があってこそ、アイドル育成に関連する産業(yè)を正當(dāng)な方向へ発展させることができる」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/原邦之）