中國商務(wù)部の王文濤（ワン?ウェンタオ）部長(zhǎng)は23日の記者會(huì)見で、「『一時(shí)的要因』が徐々に減退するに従って、下半期の対外貿(mào)易は成長(zhǎng)傾向が徐々に鈍化し、來年は厳しい情勢(shì)になるだろう」との見方を示した。中國新聞社が伝えた。

王氏は、「対外貿(mào)易は経済をけん引する『トロイカ』の1つだ。2020年の中國対外貿(mào)易の規(guī)模は4兆6000億ドルに達(dá)して、中國の國際市場(chǎng)シェアの14．7％を占め、過去最高を更新した。同時(shí)に、経済成長(zhǎng)への寄與率が28％に達(dá)した。中國共産黨第18回全國代表大會(huì)の開催以降、中國の対外貿(mào)易は全財(cái)政収入へ累計(jì)11％の貢獻(xiàn)をしたと同時(shí)に、外貨準(zhǔn)備高は3兆ドル前後を維持して、中國の國際収支のバランスを力強(qiáng)く保障した」と述べた。

今年1-7月の中國対外貿(mào)易輸出入は前年同期比24．5％増加して、約10年ぶりの最高を更新した。王氏は、「その背後には數(shù)多くの『一時(shí)的要因』があり、たとえば周辺地域で新型コロナウイルスの感染狀況が悪化して注文が中國に流れ込んだこと、防疫物資の輸出量が激増したことなどがある。こうした『一時(shí)的要因』が徐々に減退するに従い、下半期の対外貿(mào)易の成長(zhǎng)は徐々に鈍化し、來年の情勢(shì)は厳しいものになるだろう」と述べた。

王氏は、「対外貿(mào)易の成長(zhǎng)の回復(fù)はこれほど高い増加率をずっと維持し続けることはできない。私たちは対外貿(mào)易が合理的な範(fàn)囲で成長(zhǎng)することを願(yuàn)っている」とした上で、「マクロ政策では、政府が周期を超えた調(diào)節(jié)を強(qiáng)化し、対外貿(mào)易の変動(dòng)幅が合理的な範(fàn)囲に収まるようにし、大幅な浮き沈みが経済成長(zhǎng)とマーケットエンティティに損害を與えるのを防止する。具體的には、中國の対外貿(mào)易は周期を超えた調(diào)節(jié)をめぐり、成長(zhǎng)の安定、イノベーションの促進(jìn)、スムーズな流れの維持、協(xié)力の拡大という4つの面に力を入れることになる」と述べた。

王氏は、「成長(zhǎng)の安定では、主にエンティティを安定させ、受注を安定させる。現(xiàn)在の中國対外貿(mào)易企業(yè)はどこも輸送力の不足と輸送コストの高騰に直面し、コモディティ価格と原材料価格が上昇し、人民元レートが上昇し、労働コストが上昇する『4つの困難』に直面している。特に中小企業(yè)は一層困難な狀況で、このために一連の措置を取ってマーケットエンティティと受注を安定させる必要がある」と述べた。

王氏は、「イノベーションの促進(jìn)では、中國は越境ECなど対外貿(mào)易の新業(yè)態(tài)、新スタイルの発展の推進(jìn)に力を入れ、技術(shù)レベルが高く、質(zhì)が高く、付加価値が高い製品の輸出をサポートし、中國ブランドの海外でのプロモーション力を強(qiáng)化する。スムースな流れの維持では、対外貿(mào)易の産業(yè)チェーンとサプライチェーンの流れを重點(diǎn)的に保障する。協(xié)力の拡大では、多國間貿(mào)易體制を維持し、より多くの自由貿(mào)易協(xié)定に調(diào)印し、既存の自由貿(mào)易定をレベルアップし、全體の國際経済協(xié)力により深く融合する」と述べた。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KS）