中國の女優(yōu)ヴィッキー?チャオ（趙薇）の名前が、動(dòng)畫配信サービスにある出演作品のキャスト名から次々と削除されていることが分かり、俳優(yōu)チャン?ジャーハン（張哲瀚）の騒動(dòng)とのつながりが疑われている。

ドラマ「還珠姫 ～プリンセスのつくりかた～」や映畫「畫皮 あやかしの戀」など、動(dòng)畫配信されている代表的な出演作から、ヴィッキー?チャオの名前が消えていることが分かったのは26日のこと。また同日夜には、中國版ツイッター?新浪微博（ウェイボー）で、ファンのコミュニティーとなる「超話」（スーパートピックス）から、ヴィッキー?チャオのトークルームが全削除されていることも分かった。

この事態(tài)について中國メディアでは、3つの理由を報(bào)道している。1つ目は、ヴィッキー?チャオが設(shè)立した蕓能事務(wù)所に所屬する俳優(yōu)チャン?ジャーハンの「親日騒動(dòng)」の影響。今年、ドラマ「山河令」でブレークしたチャン?ジャーハンが、過去に乃木神社で友人の結(jié)婚式に參加していたことや、靖國神社を訪れていたことが分かり、封殺の対象となったもの。今月15日の「日本投降76周年」で、ヴィッキー?チャオはウェイボーに愛國メッセージを投稿したが、「（チャン?ジャーハンと）同類だ」という批判コメントに5萬4000件の「いいね」が集まっていた。

2つ目はヴィッキー?チャオ自身が過去に起こした「旭日旗事件」が、チャン?ジャーハンの一件によって再びクローズアップされたことによるもの。2001年、人気ファッション誌のグラビアで旭日旗をデザインした服を著ていると中國メディアが報(bào)じ、ヴィッキー?チャオは世間から猛バッシングを浴び、活動(dòng)が困難な狀態(tài)に追い込まれた。

3つ目は2017年に発生した、タックスヘイブン（租稅回避地）の利用を暴いた「パラダイス文書」に端を発する騒動(dòng)。ヴィッキー?チャオはペーパーカンパニーで上場企業(yè)を買収しようとしたとして、中國當(dāng)局から向こう5年間の投資活動(dòng)を禁止されている。

報(bào)道のように過去の騒動(dòng)まで蒸し返されたのが理由であれば、「やりすぎ」との聲がネットでは上がっている。このほか、「本當(dāng)の理由が分からず気味が悪い」「何か大きな事態(tài)が起こる前觸れではないか？」と疑問を抱く人々からの聲も多く上がっている。（Mathilda）